勘違いの原因
長男くん、幼稚園の年中くらいのときに、突然言いました。
「11は間がある数だよね」
前提条件として、このとき彼は既にわり算が出来ています。
11は間がある数……
「それって、ふたつに分けると、間に1が出来るってこと?」
「そう!」
彼はそのころ、サッカーを習っていました。
ゆえに11なのです。
「それは2で割ると1余るってことなんだよ」
「ふうん」
「2で割ると1余る数を奇数って言うんだよ」
「きすう」
「2で割り切れる数、1余らない数を偶数って言うんだよ」
「ぐうすう」
すぐに理解しました。
ついでに素数も教えました。
すぐに理解しました。
天才だ!
わたしは天才を育てている……!
と思いました。
勘違いでした。
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