第7話SW2.5あれこれ「サイコロを振りなおさないキャラメイキング」

 ついついキャラメイキングにはまり込んで気付けばサイコロを振りなおし続けて数時間、なんてこともあるのではないでしょうか?

 キャラメイキングは確かに楽しいのですが、何となく思ったのは、サイコロを振りなおす前の弱い出目で構築されたキャラクターにも何がしか意味を持たせられないか? ということです。

 経歴や名前は近く同郷の士としてどこかで活躍していたかもしれないが、能力が振るわないばかりに第一線から退いてしまった、そんなバックストーリーを感じさせられる雰囲気があります。

 ソシャゲや一般的なビデオゲームでもよくあるキャラ性能で切り捨てられる弱キャラ、そんなキャラクターにも物語をもうけてあげたら、ひょっとしたらキャラメイキングひとつでもセッションと同じものになるのでは? そう考えたのです。

 題して冒険者ライセンス試験ですね。

 プレイヤーたちは冒険者ライセンス試験に受かるように合同テストを受けます、とある水準を満たしていないと冒険者のライセンスが受けれないという具合なので、何人もの冒険者が前に進めないことになってしまいます。

 ただ基礎能力値が低くても前に進めた場合は最大限の祝福と、そしてその能力に見合ったシナリオを構築することが望まれるので、やはりキャラクターメイキングでシナリオに合わせてサイコロの振り直しを続けるよりも、キャラメイクの結果からシナリオを構築するのをメインとしたいと考えるところはあるのです。


 能力値が低いものが瞬時の判断でなんとか勝利を収める、そんな物語とすると、たまたま武器屋で敵と遭遇して、瞬時に手にあった得物で相手を倒すというのはたのしそうな気がします。


 というわけで新しいプレイングを考えると決してダメ性能でもまずは遊んでみると、弱いステータスにも愛着が湧くかもしれないという話しでありました。

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