第33話
日焼け止めを塗っていると、美海達の霊気が近づいてきた。着替え終わったのか。ちなみに美海達がいない間に美人な人の足を見ていたが、どこか物足りなかった。スタイルはいいんだが透明度やムチムチ感が足りなかったんだよな。それに比べ美海達はムチムチ感と透明感があるから最高だ。
「お待たせー正弘くん。もう準備をしてくれたんだね」
「ああ、水着めっちゃ似合ってるぞ。可憐で清楚感があってな。特にその胸を強調してるのと、透明感があって柔らかそうな太ももが素晴らしい」
「フフありがとう。正博くんも引き締まった腹筋が最高だよ。触っていい?」
鍛えたかいがあったな。まさか腹筋を好きな人に触らせる日が来るとは。筋肉はやっぱ女子ウケ良かったりするよな。男はそれを目標に鍛える。
「いいぞ、好きなように触ってくれ」
「じゃ遠慮なく。ウワー固い」
腹筋をなぞるように触ってくるからぞくぞくしてくる。なんか少しエッチな気分になるな。腹筋触れるのってこんなに良かったのか。鍛えたかいがあったな。そんなことをしてると、かなえ達も来た。
「正弘くんなぜ腹筋を触らせてにやにやしてるのかしら?」
「フフエッチな気分になっちゃった?ホテルすぐ近くにあるからそこでする?」
それは大変魅力的な提案だが、かなえがこっちを睨んでいるからやめておくわ。嫉妬はしないが抜け駆けは許せないって感じだろう。彼女二人いるならどっちかを特別視はしてならない。
「いや遠慮しておく。かなえの水着もスタイルの良さがこれでもかってくらい際立っていて似合っているぞ」
「ありがとう。それで日焼け止め塗ってくれないかしら?」
あの塗るとエロい声が聞こえる伝説の日焼け止め塗りか?是非やらせていただきます。俺の理性が持つか分からないが。かなえの肌が焼けないように入念に塗ろう。
「いいぞ、それじゃそこに横になってな」
「分かったわ」
俺は日焼け止めをかなえの背中に垂らして、塗りたくる。肌すべすべだな。
「ん、あん」
吐息がエロい。ふぅー我慢だ正弘。ここであれが立ったら美海がヤンデレ化する。それだけは防がないとな。すでに美海は目がハイライトオフになっているが。早く済ませよう。
「終わったぞ」
よく俺の理性勝った!なんかかなえはぁはぁ言っていてエロい。美海の私にもやってオーラがすごい。やらなきゃそのまんま連行されそうだ。もってくれよ俺の理性。
「美海も届かないところあるだろうしやるか?」
「うんお願いね」
そう言うと目に光が宿って、うつ伏せになった。綺麗な太ももだ。きっと弾力もいいのだろ
う。尚且つすべすべしてるだろうな。これを触れるなんて彼氏になったお蔭だな。やベーにやけが止まらない。かなえは特に変化ないな。まぁ嫉妬しないタイプだし自分はもうやってもらったから興味はないのだろう。俺は日焼け止めを太ももに垂らした。やっぱ好きなものは好きなものからやらないとな。それじゃ堪能してみるか。
「んっ」
ヤバイかなえのよりもすべすべだ。この太ももはやばい。撫でまわしたい気分だ。これはエッチな気持ちになるな。それに美海も感じてる声だしてるし。
「フフ気持ちいいよ」
「それならよかった。俺も最高の太ももを触れて最高の気分だ。まさか太ももがこんなにすべすべで柔らかいとはな。これほど彼女にしてよかったと思ったことの上位だ」
「まだまだもっと深いところまでやろう?エッチなこととか」
チラッとホテルを見てしまった。いやいや今日は海に来たんだ。皆を置いてエッチするのは不味い。そ言うのはまず深い愛を育んでキスをしてからだ。
「そいうのは機会があればな。今は海を楽しもうぜ」
「仕方ないかー。皆がいるのにホテルには行けないよね。海を楽しもうか。よいしょっとありがとね背中塗ってくれて」
「他のやつに触らせるわけにはいかんからな」
美海のことは女子でもあんまり触ってほしくないからな。独占欲が強いな俺も。美海のヤンデレの影響だろうか。あそこまで独占欲は強くならないがな。俺がヤンデレ化したら捕まる。
「フフ誰にも私は触らせないよ。正弘くん以外ね」
それは嬉しい限りだが、少し触れただけで過剰反応するのはやめろよ。相手が嫌われてると勘違いするからな。前男が美海に間違って触れたとこにすごい形相で睨んでいたのを俺は知ってるからな。男が涙目になって可愛そうだった。何事も過剰なのはいけない。
「おまたせーお兄ちゃんどう?興奮しちゃった?」
「なんで胸を強調した水着なんだよ。男どもを抹殺しなきゃおけなくなるんだが」
美少女が周りにいるだけで、もうすでに視線を集めているのに、梨花のグラビアアイドルの着てるような水着でさらに視線が集まっているんだが。
「ふふこれでお兄ちゃんも忙殺だね」
確かににその水着は最高だが、兄としては心配だ。セックス目当ての男にナンパされないか。だってその水着ビッチだと思われるだろ。できるだけ梨花と離れないようにするか。
「ほらこれを羽織れ。その水着は他の男にはみせられん」
「この水着は俺だけのものだろ的な感じ?」
「違うわ。しつこいナンパに合う可能性があるからだよ」
義理だと知ってからアピールが激しすぎる。彼女いるっていうのに。
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