第27話
太ももの美しさ語ると終わらないからこの辺にしておこう。水着が楽しみだ。そしてあの服に隠れている巨乳も見れるとなると最高だ。女子の水着は神秘的である。海はリア充が集まるが俺もその仲間に入ったてことだろう。このレベルの美少女と付き合っている男は早々いないからな。他のリア充の羨む顔が思い浮かぶ。ナンパには注意しておかないとな。出会いを求めている男もたくさんいるから。
「なんか気持ち悪いよお兄ちゃん」
「直球で言われると傷つくからやめてね?梨香ちゃん」
妹に言われるのはダメージがでかい。美海達に言われるのもダメージはあるが。イケメンでもにやにやするのは気持ち悪いんだな。新しい発見だ。やだ知りたくないことを知ってしまったわ。イケメンも万能じゃないのね。このキャラやめよ余計に気持ち悪いわ。
「気持ち悪いだからいわないといけないでしょ。お兄ちゃんが急ににやにやするのはイケメンになっても変わらないんだね」
それって過去もあったってことだよね?急に知らないふりされたのもそれが原因か。これからは気を付けよう。いつか通報されそうだしな。この年で通報は噂になりかねない。つまり美海達の評判に傷が付く。たからそれだけは防ぐ。
「これからは気を付けるわ。もう自分だけの評判じゃないしな」
「そこまで大切に思ってくれるなんて嬉しいよ」
目を細めた微笑みを携えながら言った。その微笑み好きなんだよな。大切な人にしか見せない微笑み。おっとにやにやしそうになったが、我慢しないと。
「彼女だしな。何よりも大切だ」
「お兄ちゃんの彼女いいなぁー。どんなことがあっても味方でいてくれるし、いざという時に頼りがいがあるんだよなぁー。だから私も好きなんだけど」
「何か言ったか梨香?」
「ううんなんでもないよ」
好きとか聞こえたから誰か好きなのか?それならお兄ちゃんを通してもらわないとな。イケメンでお金持ちで性格がよくなきゃ認めないが。まぁ梨香ならそれくらいなレベルのやつならすぐに見つけてくるだろう。やっぱ俺の妹は渡さん。
「そうか、それじゃ店を出るか」
俺達は店を出た。この後は帰るだけだ。充実した一日だった。水着も見れたし、コスプレで眩いほどの太ももを見れたしな。正直触りたくなった。彼女なら触れるんじゃね。今度触らせてもらおう。
「今日は楽しかったね。正弘くんの好みも知れたし」
「え?俺好みなんて言ったけ?」
「足ばっかし見てたから足フェチでしょ」
気づかれるほど見てたんだな。女子が視線に敏感って本当なんだな。というか俺が見てること知らない女子にはばれてないよね?よく好みの朝は見ちゃってるんだが。
「正弘くん私たち以外の足は見ないでね。見ちゃうとうふふ」
怖い。目のハイライトなくしてるし、ヤンデレ化してるよ。こりゃ美海といるときは他の女子の足を見ないようにしないと。一人のときは足フェチとしてみてしまうが。足は人類の宝だからな。
「見ないようにするから、ハイライトを戻してくれ」
「私たちの足だけを見てね」
すると目に光が宿った。ふぅーどこが当たりなのか分からないから探り探りだな。ヤンデレ化が進行しすぎると家に監禁されかねないし。担当の編集者は女性なんだが大丈夫だよね?
「分かった。美海達の美しい足だけを見るようにする」
「美しいだなんて照れれよぉー」
つむじを掻きながら言った。これは照れてるときでる美海の癖だ。可愛いだろう。天使だと言っても過言じゃない。可愛さは美海に敵うやつはいない。しかも天然でやってくるからな。
「本気で思っているからな。俺にはもったないくらいの彼女だ」
「自分を婢かしすぎよ。正弘くんも充分イケメンよ」
俺の場合は色々変えたからイケメンになっただけだ。素材は美海達には敵わない。ジャニーズみたいなイケメンにはなれないからな。まぁ美海達が内面を見てくれるから別にいいんだが。
「そうか、彼女がそう思ってくれるならそれだけでいいわ」
そんなことを考えていると、馬橋に着いた。
「それじゃ俺はここだからじゃあな」
「また海でね。じゃあね」
俺達はそう言って別れると、駅をでた。リア充の領域に踏み込むのか。勇気が必要だな。自信をある程度だもってないとナンパされるしな。
「お兄ちゃん水着楽しみにしててね。きっと悩殺されちゃうよ」
「妹に悩殺されたら俺は捕まっちまう」
まぁ胸が大きくなっているし多分悩殺されると思うが。だがそれ言うと、兄として妹を性的な目で見てると思われるから言わないが。それこそ気持ち悪いと周囲に思われる。
「まぁいいや。私の本気を見せてあげる」
その白い太ももですでに俺は感激をしてるが。これ以上やる気を出したら妹に釘付けになっちゃう。妹に釘付けとか世間体的に不味いし、俺には彼女がいる。それに美海のやんでれが発動して厄介なことになりそうだ。
「お手柔らかにな」
「あ、何か大事な話があるらしいよ。お母さんから」
すると俺は険しい表情になる。とうとう義理の妹なんだってことを言うのか。そうなったら俺を梨香は兄として見てくれるか不安だ。血の繋がりがないってことは親しい他人だからな。
「そうか、それなら早く帰るか」
俺はすぐに元の表情に戻し、梨香に不安を見せないようにした。これからどうなることやら不安だがうまくやっていくしかないか。長く一緒にいたんだ大丈夫と言い聞かせながら。
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