第24話

稲毛に着くと、俺の青春ラブコメは間違っているのモデルとなった場所なんだと思った。だってアニメそのまんまの状態なんだもん。俺達はそのままコスプレ店に向かった。


「コスプレ店なんてよく知っていたな美海」


「モデルになった場所を調べていたらでてきたんだー」


一応店を調べてみたが千葉をモデルにするアニメ限定で貸し出しをしてるらしいな。千葉愛に溢れていて好きだぞ。千葉だけてもかなりのアニメがあるが。商売も成り立っているんだろう。


「そうか、八幡の来ていた制服を着れるとなれと興奮するな」


総武高校って一時期憧れていて進路の選択肢にいれていたこともある。遠すぎて諦めたが。それに調べたら総武と違うところもあったしな。それでも特別練とか興味がある。学校入れないかな。やっぱり文化祭の時に入るのがいいか。


「私は一色ちゃんのを着ようかな」


「私は雪ノ下さんのにしようかしら」


「そしたら私は小町ちゃんのだね」


ファンからナンパされなきゃいいが。オタクなら一目で気づくからされるんだろうなぁー。まぁ俺がいればされないと思うからできるだけ離れないようにしよう。


そんなことを話していると、店に着いた。ここがコスプレ店か、見た目は普通の店だな。中に入るといろんなコスがあった。中には布の面積が少ないものもある。これ外で着たら変態だろ。


そして店の一番目立つところに総武高校の制服があった。スカートはキャラによって短さは変わるんだな。いろはのは短い。つまり太ももを拝めるわけだ。健康的な白い太ももがイメージできる。


「それじゃーそれぞれ制服を頼んでくるね」


そして美海は店員にどれにするか言って店員はコスを持ってきた。そして試着室でそれぞれ着替えて、店をでる。


「どうかな?正弘くん」


そう言ってくるっと回った。制服から伸びる足が眩しい。瞑副だ。これが国宝レベルの足か。


「あざとい制服が可愛らしさを醸し出しているな」


「私はどうかしら?」


「清楚感と上品さを併せているな」


雪ノ下の制服って以外にスカート短いんだな。そして絶対領域が眩しい。美少女がこれを着るとこんなに普通の女子高生と違うものなのか。

これを何回も見て八幡はよく我慢できるな。理性の化け物だけはある。


「私はどう?」


「これぞ美少女って感じだな。男受けはいいだろう」


微妙なあざとさもあるんだよな。あと妹らしさが制服から醸しでている。制服にも個性ってでるんだな。皆それぞれ似合っていて可愛い。まさしく天使と言っても過言じゃない。


「正弘くんも八幡みたいにカッコいいよ。イケメンが着ると制服がおしゃれに見えるよ」


まぁ普段の制服はそこまでおしゃれに着こなしてないからな。八幡の制服もそこまでおしゃれではないが、制服自体がコスプレのように感じるのでそう見えるんだろう。


「ありがとな。それで聖地巡りをしようと思うんだがいいか?」


「いいよーまずは稲毛高校からだね」


「そうだなここから徒歩で行けるし、周りの景色を見ながら行くか」


そう言って俺達は八幡達の通学路だと思われる場所を通って、あれアニメで見た奴だといちいち感動しながら稲毛高校に向かった。それにしてもやはり聖地というものはいいものだな。アニメの中にいるような感覚になるし。それとちらほら同じ制服を着たコスプレーヤーを見かける。まぁ数人だが。やっぱり有名なのかここでコスプレできるの。そして稲毛高校に着いた。


「おお、アニメで見た通りの校舎だな」


ここで奉仕部が活動していたのか。感慨深い気分になるな。どうしても中に入りたいが、まぁそれは文化祭の時の楽しみにとっておこう。










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