第23話

「私達はデート中だと言っているじゃないですか」 


「そんな男より俺のほうがお金持っているぜ、これとかエルメスの財布なんだよ」


席に着くと、美海達がナンパをされていた。全身ブランドか服に着せられているな。それに親のお金でお金持ちだと自称するとかバカだろ。せめて自分で起業するなり大企業にいくなりしてからお金持ちを誇れよ。親のお金は自分の魅力じゃない。


「おい俺の彼女になにかようか?」


俺は目を腐らせながらにらんでいった。そして霊気で圧を加える。すると大学生ぐらいの男は腰を抜かした。


「覚えてろよ」


そう言ってどっかに行った。あの程度で腰を抜かすなら最初っからナンパなんかするなよ。小心者が。俺だったらナンパした相手は諦めないが。まぁそもそもナンパすらしないがな。


「ありがとう正弘くん」


「まぁ大したことないやつだからな。あれくらいでびびってどっかいてくれて助かったわ」


呪術は一般人には使えないしな。使ったら逮捕される。まぁ命の危機とか犯罪に巻き込まれているときは使ってもいいんだがな。早々そんなことは起きないし。だが呪いは普通に使っているからそっちも規制するべきだと思うんだが、政治家とかがお抱えの陰陽師に使わせたりしてるから無理なんだろうなぁー。それに証拠も残らないし。


「あの霊圧てびびんないとなるとほとんどの人が小心者よ」


「陰陽師じゃあの程度はびびんないが」


まぁ陰陽師のほうが少ないか。あと腕っぷしがあるやつにも通用しないんだよな。まぁそうなったら古武術で対応するがな。だからどのみち美海達には手をださせない。例え鬼や妖怪でもな。


「私たちにもああいうのってできるのかしら?」


「霊気が見えればできるぞ。おそらく美海は見えらからできるだろうな。かなえは見えるようにすればできる」


「かなら見えるようにしてもらえないかしら?同じ風景も見てみたいわ」


「それじゃ目をつぶってくれ」


そ言うとかなえは目をつぶったので呪符をとりだしそれをこめかみに当てて呪文を唱える。すると呪符が輝く。そしたその輝きが止まる。これで見えるようになっただろう。


「いいぞ目を開けて」


するとかなえは目を開ける。そして周りをキョロキョロ見て美しいわねと言った。まぁ霊気は結構綺麗だからな。特に霊脈は美しい。霊気は束になると美しいのだ。


「それにしても結構幽霊ってそこら辺にいるのね」


「まぁどんな場所人間が誕生してから、いろんな所で死んでいるからな。浮遊霊も多いが。あと幽霊と目をあんまり合わすなよ。憑かれてついてくるからな」


目が合うだけで助けてくれると勘違いしてついてくるからな。子供の頃は何回かついてきて、親父に怒られたからな。そのたんびに祓っていたが。それで呪文を覚えたりした。本で他の呪術を覚えて今は俺一人でレベルの高い幽霊や妖怪も祓えるようになった。だから美海達も助けることができる。

 

「分かったわ。それにしても本当にグロいのもいるのね」


「まぁこの辺事故も多いからな」


なかには幽霊か手引きしてる時もある。そ言ったときはここの土地を持っている人に相談してお金をもらって祓っている。無料で祓っちゃ他のお金を払って払ってるところに失礼だからな。まぁ最初はみんな渋るが。実際に映像で見せると納得する。


俺はオレンジジュースを飲みながら外を見てみると、幽霊が幽霊をナンパしていた。あ、撥ね飛ばされた。弱いならナンパするなよ。幽霊は霊力が強い奴に惹かれやすいだからな。


「この後どうする?」


「もうやることないしな」


「それなら俺の青春ラブコメは間違っているのコスプレしに行こうよ。稲毛駅周辺にあったはずだから」


4人でコスプレか。思い出にはいいかもな。みんなで総武高校似かよっている感じがしてな。


「そうするか、稲毛高校にも行って登下校を味わって放課後どっか行った感じにするか」


「ええいいわね。そこに行きましょう」


「私も賛成ですよ」


「ここは俺がおごるから外で待っていてくれ」


コスプレ代もかかるからな。美海にはできるだけお金を使ってほしくない。それにサイゼなら大した料金かからないし。サイゼはやっぱ最高のファミレスだ。


「それならお言葉に甘えるよ」


そう言って美海達は出ていった。金額はやっぱり大していってないな。俺はお金を払い、外にでると、美海達が笑顔で来た。


「ご馳走さま正弘くん」


「ご馳走さまだわ正弘くん」


「ご馳走さまだよお兄ちゃん」


今度は高級料理店にでも行くか。フレンチとか味いいし。何店か美味しい店を知っている。まぁその時も俺がおごるんだけど、それなりのお金するからな。


「それじゃ行くか。稲毛に」


俺たちは電車に乗って稲毛を目指した。道中ハーレムやろうがという視線をたくさん浴びたが、もう慣れた。まさか俺が2人の美少女と付き会う日がくるとは人生何が起こるから分からないな。


「正弘くん」


「何だかなえ」


「楽しい高校生活を送りましょうね」


そこには憂いた顔をするかなえがいた。なにか隠してることてもあるのか。だがここで無理矢理聞くのは違うと思い。俺は話してくれることを待つことにした。




















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