第22話
「はいこれプリクラだよ」
そこにはラブラブずっと一緒だよ。死ぬまでねとかいてある。普通は重く感じるかもしれないが俺はたまらなく嬉しかった。いつまでも一緒にいてくれるってことだからだ。かなえから渡されたほうは愛してるぞと書いてある。あの後ろからバグしたやつだ。ちなみにラブラブと書いてあるのはキスをしたやつである。
「サンキュウ。昼でも食べに行くか。どこに行きたい?」
「うーん今月はお金貯めたいからサイゼにしない?」
安定のサイゼか。売れないときからお世話になっている。売れてからもよく行くが美味しいし。むしろ行きまくっていてメニューを覚えているまである。
「よっしゃーサイゼだぜ」
「本当サイゼ好きなのね。お金あるのに」
りゃ売りはいかにやすくコスパよく食べれるかが俺の思っていることだからな。安ければ安いほどいい。味がよければ文句もない。サイゼはその両方を兼ね備えている。
「サイゼはお金があっても行きたくなるんだよ」
サイゼみたいな店は海外じゃないからな。日本に生まれてよかったよ。コスパがここまでいい店は日本独自だろう。外国の人がサイゼを食べたら驚くだろうな。知り合いができたら紹介しようか。この日本の代表する料理に度肝を抜かされるだろう。しかも安いっていう最高の店だろう。
そしてサイゼに着くと、美海達はメニュー表を見てるが、俺は今日はペペロンチーノの気分なのでそれにした。番号は暗記してるのでそれを書く。俺ほどのサイゼリストになると番号まで食べる料理は暗記してるのだ。ふっサイゼリストなら当たり前だが。
そしてみんなメニューを決めてそれぞれメニュー表に番号を書いて、店員さんを呼び、注文をした。
「それにしても暗記してるんだね番号」
「週4日来てるからな」
サイゼリストなら毎週来てもおかしくはないんだか、栄養値が片寄るからそんなにこない。千葉県みんならもっとサイゼに行きたいと思うのは自然なことだ。
「行きすぎでしょ。栄養片寄ってない?」
「サイゼで病気になる訳じゃないんだから問題ないんだよ」
千葉を愛してるならサイゼも愛す。それが千葉県民だ。あと落花生やネギもな。千葉はいろんな本社や色々な野菜の生産地でもある。むしろ千葉県産だけで料理できるまである。千葉県は独立してもやっていけるだろう。千葉にあるのにと東京とつくのは千葉のプライド的にどうかと思うが。
「まぁそうだけど、できるだけ長生きしてほしいからね」
「長生きね、、、、将来があるって羨ましいわね」
「なんか言ったか、かなえ」
「何でもないわ。ただ将来はどうするか考えてただけよ」
俺は政治家を目指しているが、これは美海の親に認められるためと、教育を変えたいって思いがあるからだ。偏差値が高くない高校の問題は一旦置いといて、日本の教育であまり偏差値高くない高校だと、授業が中学生レベルだ。つまり大学受験には役に立たない。それなら点数が基準に満たない人は大学に入学できないようにして、高校の段階で専門的なことを学べるようにして、高卒でも即戦力で働けるようにする。偏差値高くなくても最低限の課題だったりはやったりするから卒業を難しくすればやるだろう。長々と言ったが今教育を変えなきゃいけないってことだ。
「お、料理来たぞ」
「それじゃ食べよっか」
『いただきます』
やっぱりペペロンチーノは最高。これで300円だからな。最高すぎるだろ。これこそ日本クオリティ。日本でしか味わえないからな。海外だと相当お金がかかる。何千円かはかかるだろう。
「やっぱサイゼは学生の味方だな。この安さでこの美味しさ国宝レベルだ」
まぁサイゼより美味しい店はフレンチや和食にはあるが、この安さだとサイゼがナンバーワンだ。
「そうだね、財布にも優しいし。高校生みたいな食べ盛りの子なら最高だね」
「でも高級料理も食べているよのね?」
「まぁそうだな。それなりに食べているが、一回で数万が吹っ飛ぶからな、そんなしょっちゅうは行かない。高級料理になれてもサイゼは美味しいってことだ」
あとラーメンもいいよな。辛味噌が特にいい。口の中に広がるあの辛さたまらない。しかもそれを千円で食べれる。海外だったらもっとするだろう。日本のほうがクオリティも高いのに。だから最近は本場のラーメンを修行した人が海外に店を開いても受けているった話しはよく聞く。最近は日本食が中流階級以上にはブームだとか。俺も投資しようかな。
「サイゼ好きすぎだわ」
「日本の外食はいかに安い値段で美味しいもなを食べるからだからな」
「まぁ確かにサイゼは美味しいからつい小腹がすいてると入ってしまうけれど」
そんなことを話しながら食べていると、食べ終わった。ドリンクバーも頼んでいるから梨香と一緒に取りに行った。
「お兄ちゃんってあんまり散財しないよね」
「いつどこでお金がかかるか分かんないのと、使うものが限られてるからな。もちろんアイドルにはそれなりの額使っているぞ。るんの生写真は大体持っているし」
「確かにグッツのためにショーケース買ったくらいだもんね。家とかも借りるの?」
「一応趣味用の部屋を借りるつもりだ」
ドリンクをいれ終わったのでそれを席に持っていた。
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