第15話
アニメイトに着くと、俺達はすぐに俺の青春ラブコメは間違っているのコーナに行った。美海達も可愛いが、二次元はまた違った可愛さがある。いろはのあざとさとか最高だ。それにしてもアニメイトに入ってからの視線がやはりすごい。オタクが多いからなひとりだと間違いなくナンパされているだろう。
そんな視線にさらされながら、俺達はグッツを手に取る。このいろはのハンカチ可愛い。しかも制服で生足が見えてる。スベスベそうだ。美海達は八幡のグッツを手に取っている。カッコいいねとか言いながらどれを買うか吟味している。
やがて俺はハンカチとキーホルダーとランダムのバッチを手に取った。美海達はハンカチと、ポスターとランダム缶バッチを手に取っている。美海があのポスターを部屋に張ってるとオタクが知ったら列をなしてナンパをして来るだろうな。
美海はオタクに好かれやすい雰囲気を纏っている。二次元のヒロインのような雰囲気をしている。だからやはり、かなえや梨香よりも視線を集めている。他のところだったら同じくらいなんだが。
列に並ぶと、美海達は何がでるかなぁーと言って盛り上がっている。俺はいろはがでるといいなぁーと思っている。あのあざとさがたまらなく可愛い。美海も二次元にさ嫉妬しないから助かる。
やがて順番が回ってきて買った。そしていよいよ缶バッチを開けると、八幡がでてきた。
「何がでるかな?ん?いろはちゃんみたいだね」
「私は小町だったわ」
「私は瑠美ちゃんでした」
「それじゃー美海交換しないか?俺はいろはが欲しかったんだよ」
俺がいろはを引けなかったのは残念だが。美海がいろはをだしてくれたから交換はできるだろう。美海は八幡が推しだからな。八幡に嫉妬しないのかって?そんなのしないに決まってるだろう。八幡ほどカッコよくて優しい人はいない。
「いいよー。はいこれいろはちゃんの缶バッチだよ」
「ありがとう」
おおいろはの制服姿。しかも全身だから足まで写ってる最高かよ。いろはみたいなあざといタイプ結構好きなんだよな。
「せんぱーい私のこと好きですかぁー?」
美海がい気なりいろはの声を真似して上目遣いで言ってきた。とくんと胸が跳ねる。ドキドキが止まらない。あらやだこれが胸キュンかしら?うんおネエ口調はキモいな。鼓動がはやく感じる。まさかあんなあざとく好きですかなんて卑怯だろ。可愛すぎ。
「好き大好きすぎて、お持ち帰りしちゃいたいレベル」
「まだそいうのはやいですよぉー。大学生になってからですね」
ウィンクして指を唇に当てながらから言った。もうキュン死してもいいわ。
「大学生ね。遠いい未来ね」
俺はあまりにも美海に気を止められ過ぎてそのかなえの呟きは聞こえなかった。まさかこれが伏せんだとは知らずに。
やがてアニメイトを様々視線を浴びながら出ると、嬉しそうに八幡見つめる美海。そんなに好きになったなら八幡のよさを語り合いできそうだ。女子と八幡推しって少ないからな。あんなに優しいのに。だが八幡を好きになった人は俺が知る限り美少女が多い。アニメても美少女に好かれているし、もしかして美少女だけに好かれる体質なのか?なにそれ羨ましい。まぁ八幡のことは認めているから嫉妬心などわかないがな。森田にはわいていたが。
「それにしても美海いろはの声まねうまいな」
「声優になるといろんな声を試すからね。後なぜか声まねが流行ってるんだよね」
俺はまだ養成所に通ってないがそ言う話しはネットで聞くな。声真似で同じくらい有名なれる訳じゃないのに。やたら流行っていると。憧れたからまねしたくなるのか?
「それはよく聞く。俺はスクールだったからその辺のことは分からないが。まぁても来月から専門学校に通うからそいうのも慣れておかないとな」
そんことを言って、夕御飯はどこで食べようかと話していた。するとなにかを決意したような目をして、梨香は止まって俺を見据える。
「お兄ちゃん私アイドルになってみるよ」
アニメイトを出てからずっと会話に入らなかった梨香がそう言った。決意したか。アイドルになって声優にもなるという結構ハードスケジュールになることを。梨香ならなんなくこなしていきそうだが。オンとオフがしっかりしてるし。
「そうか、応援してるぞ。俺が梨香を推す第一号だ」
そう言って頭を撫でると、気持ち良さそうに目を細めた。やはり俺の妹は可愛い。ラノベのタイトルにありそうだ。ふと美海を見ると、優しく微笑んでいる。妹にはヤンデレが発動しないでよかった。衝動的に頭を撫でたから内心ヒヤヒヤだった。
「ありがとうお兄ちゃん!」
その笑顔はアイドルに負けないくらいの輝きだった。おっと、妹に見惚れてしまった。まぁ俺が好きな人は変わらないが。梨香は俺の手を降ろすと、手を握り握手第一号だねと言った。なにそれあざといけど可愛い。
「一号はやっぱお兄ちゃんじゃないとな!その辺の有無現象が最初だとそいつらの手を切らなくてはならないからな」
すると梨香は残念なやつを見る目で、俺を見た。なんだやっぱ抹殺したほうかよかったか?だが一応ファンだから手だけで許してやる方がいい思うんだが。
「お兄ちゃんそれはドン引きを越えて、恐怖だよ」
「まぁ手は最初に俺が握ったしいいんだが。恋人は作らないよな?」
ジャニーズの恋人を作ったら俺はその事務所に喧嘩売りに行くぞ。俺だせる権力をだして。まぁやられると思うが。だがリア充の恋人は認めん。
「アイドルなんだから作らないよ。あ、でもそうしたらお兄ちゃんが一番親密な異性だね!」
ウィンクをしながら言った。もはやアイドルと言ってもおかしくないレベルだった。ジャニーズもこれから近づいてくるかもしれないが、まぁ梨香ならのらりくらり躱すだろう。
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