多くの人に読んで欲しい。そして「自分勝手」と決めつけないで欲しい。

愛してくれている人がいるのだから、簡単に「死」を選んではいけない、と二度と会えなくなる悲しみを解かれて。

理屈はわかる。
わかるが、生きているということ自体がどんどん苦しくなっていく。
自分が変わることも、周囲が変わることも、なにもかもが恐ろしくて。

だから、私は楓子さんの「終活」が成功したことが「ハッピーエンド」だったのだろうと思ってしまう。

なにがハッピーエンドだ、主人公もご両親も、今までかかわって来た人すべてを悲しませておいて、自分勝手だ、と多くの方は思うのだろうけれど。

それこそが「自分勝手」とか「大人になりなよ」とかが、まさに「追い詰めている」ということを知ってほしい。

その点、主人公は楓子さんのことをよく理解していて、本当に「親友」だったのだなと、二人の絆が美しかったです。

作者様に、この作品を書き、公開してくださったことに感謝をささげたいです。
まあ、このレビューコメントも的外れかもしれないのですが。
ご不快でしたら削除してくださってかまいません。
申し訳ありません。

以上です。
では、失礼いたしました。