第38話、魔族との今後、

まず考えることは魔族と人間それと精霊たちとの関係なんだ、まずそこから決めていかないと会議は踊るが一向に進まない、仕方ない少し助けを出そう、


[よろしいですか、父上、まずは魔族と人間それと精霊たちとの関係をどうして行きたいのかを決めましょうその次に今後の魔族との対応や対策を考えましょう、皆さんはこれから魔族、精霊、人間の関係はどのようにするべきか意見を聞きたい、]


フー、さて誰が初意見を出す、一番手は重要だぞ、それに連なって意見とは固まっていく、


[グッド、よかったよ流石だね、]


セレーネがグッドを褒める、素直に弟の意見に感心したのだ、それはセレーネだけでなく兄弟みんながグッドに感心し、自身も考えなければと思っていく、


[いいですか、レッド家次期当主候補のレッド バルトです、私の意見ですがよろしいでしょうか、私はレッド家として魔族と関わりを持ちましたそんな中でたしかな親密度を感じています、やはり今を逃せば今後人間と魔族の和解など不可能な域までいくでしょう、そうなれば種が絶滅するまで人間も魔族も争い続けるかもしれない、私は魔族との友好関係を継続すべきだと考えます、]


完全に敵対すれば魔族は今すぐにでも人間界に侵攻するかもしれない、そもそも今の人間側にも精霊側にも魔王と戦えるものがいない、戦えるものがいるとするならライトくらいだと人間側は理解していた、内心魔族との和解よりダークヒーローとの友好関係を築きたいと考えているものがほとんどだ、しかし今はあくまで今後の魔族との対応について、皆頭を悩ませる、


会議は踊る、、、、、、されどこれ以上進むことはなかった、


 魔王城

[結局人間側は魔族とことをあらだてたくないようだけど、内心帝国とも敵対したくないと言ったところだね、]


ライトがレオンに情報を話す、レオンとしては先代の意志を継ぐために人間とは有効な関係を築き平和を望んでいる、


[我々魔族は人間側に攻撃の意思はない、人間側も同じだろうなら今のままで構わない、]


正直ライトにはもう、しばらくレオンにたいしての興味がない、なぜなら彼の主人公タイムはもう既に終わっているのだから、こいつはしばらく物語の最後の方にでできたと思ったら不敵な笑みを浮かべるだけの一コマとなり本筋に関わることが少なくなるからだ、


正直このポジションは使える、これから関わらなくなればいつでも勇者と共に魔王を倒しに行けるようになる、しかもこのキャラは印象に残る一定の存在感を出し続けるだろう、


そう例えるなら、鬼殺のやつに出てくるヨリイチなんかは少ししかでないのに記憶に残る、そんな感じに、既に一章は完結した次の主人公は、一体誰なんだろか、


[しかしこのまま冷戦状態も好かない、だから俺はピース王国と国交を結びたいと考えている、あの国は唯一の鎖国国家である、まぁ鎖国と言ってもお互い感知し合っているようだが、]


ほー、それは少し興味深いピース王国と言えば剣帝がいる国で平和主義が続いている国だ、次の舞台はピース王国か?


まぁなんにしろここは無難に対応しておこうかな、まだレオンにも利用価値がある魔王は高く売れる、全ては、主人公を助ける実力者になるため、


[分かった、ならばこちらもお前ら魔族に有利にことを進めるとしよう、]


[話が早いな、頼んだぞライト、]


ライトよ、貴様はこの魔王にも臆さない初めての人間、こいつとの関係は必要だ、油断ならないのは理解しているがそれはライトも同じ、魔族、人間、精霊、この三種が高級的平和の確立を目指す、


[そうだ、レオン一応言っておく、]


一応オメガプランの組織壊滅が目的なんだ、情報はあれば聞いておきたい、僕はめんどくさいからこいつに調べさせよう、魔王は便利だな、


[オメガプランの情報があれば教えてほしい、出来る限りお前からも調べといてくれ僕たちもレオンと友好的関係を築きたいからね、]


[わかったこちらも調べてはみよう、我々が困ったら貴様にも頼らせてもらおう、]


お!それはいいぞ、だいたいこいつが困ることと言ったら、主人公を助ける実力者プレイができる、それはマジで頼むぞ、


[わかっよ、またね]


ライトが夜の暗い星空の下で一瞬の一筋の光と共に飛び去っていく、


 ライト部屋

[帰ったぞ、]


僕の部屋には居候がいる、毎日食っちゃねの生活をしているこんな見た目だが一応神クロノスらしい、まぁこういうキャラは需要が高いから全然いいけどね、


[ん?帰ったかライト?]


広い部屋で魔法放送を見ながゴロゴロしている、これではどこから見ても神様にしか見えない、最強神堕落の神だな、


[たく、僕の部屋でゴロゴロしてもいいけどあんまり目立たないでくれよ、一応僕のメイドなんだから]


しかし兄上たちに行っても絶対許可してくれないと思ったからある設定をつけた、それは


[いいじゃないか私はお前の恋人なんだろ?]


そうクロノスを僕の恋人という設定にして半ば強引にメイドにしたのだ、姉上たちは少し嫉妬していた、ポルシャ兄様からは「美人だな」と言ってくれた、一応弟を思ってくれていたのだろう、


王族だし、下手な貴族と結婚して政治の道具になんかされたらたまったもんじゃない、僕のプレイの邪魔になるし何より目立つ、


[恋人だからこそ目立たないようにしてくれ、君に目立たれると僕が迷惑だ、]


こいつに目立たれて恋人話が広まったらたまったもんじゃない、僕としてはいつのまに結婚していたの、みたいにモブように誰の目にも触れないようにしたい、


[おや?私と恋人扱いになっているのに、お前にはそういうのには興味ないのか?]


クロノスが煽ってくる、確かな美貌を持ち胸もある腰もある点数をつけるならまさに神百万点だろう、しかし


[いや、僕にもそういうのには多少の興味はあるし、やりたいと思っている、でも僕は合ったばかり君にたいして特に何も思わない、もし合ったばかりのやつに発情する奴がいたならそいつは生きる価値のない人間だ、]


ライトにとっては自分が正しいことをするものが正義なのだ、しかし多少自分と考えが違ったからと言って、そう言う考え方もあるかな、と言った感じで流すが明らかにおかしいことには一切の容赦なくやってしまう、


[そうなのか、私は道ゆく人間や魔族、精霊が私を見てドス黒いことを考えているのを知っているぞ、貴様が言うことが正しいならこいつらはみんな生きる価値がないのだな?]


クロノスがいい顔で嫌味を返す、ほほ笑みながらライトを見つめて話す、その姿は可愛く美しい女神にも見えるしかし反対に笑顔の裏にある美しくも黒いものが見えるとまるでその姿は一変し魔女のようだ、


[フン、大した自信だな]


ライトがクロノスの嫌味に対していい返す、


[確かに君は発育が良くて顔もいいし美しい、何より声が可愛い、]


彼女の声は前世で僕が大好きだった声優さんの声にそっくりなのだ、


[そんな君だが一つ欠点がある、それは服のセンスがないのだ、]


そう異世界はなんか半裸でもいいし、別に当たり前じゃね?みたいな感じだが普通に寒いのだ、確かに半裸というのは胸やら尻やらが強調される、さらにそれがキャラクターの美しさを一層際立たせるのだ、素晴らしい、


[私は服のセンスがないのか?、、、、、、そうかなら今度私に服を買え、]


[あー、まぁ、いいか、わかったよ今度買いに行こう、僕は今から家族に会ってくるから、]


[あぁ、忘れるなよ、]


唐突に服の買いものに付き合えと命令された、クロノスは笑顔で少し嬉しそうな表情をしている、


[たく、なんて唐突な命令だ、まぁ美少女を着せ替えれるのは確かにいいな、主人公を助ける実力者と言っても好きなものは好きなのだ、]


[どんな奴でも、興味があるからやることやって子供作ってるんだから、イケメンが!]


さて今日も皆んなに会って話をきいてもらおう、


[やぁ皆んな今日の話を聞いてよ、]


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