第26話、 優しい言葉の被害者、

「グァーーー」


薬30ほどの力を得た代わりに知能を失い周りの建物を破壊しながら暴れる、


「こいつ切っても再生する」


「なら、再生できなくなるまで切り刻めば良い」


「そうだな、罪人には苦しませてやらないと」


某アニメでは苦しませないように楽に倒すでも、こいつは罪人苦しませてやらないとな、


「グァーーー、死ね死ね死ね、ガァーーー」


「切り刻んでやる!」


実力的にはこちらが有利だだが、大した耐久性だな3人がかりで切り刻んでいるのに、だがダメージはあるこのままでなんとかなるな、 


 分身グッド


「マリア姫こちの人たちは全員避難させました」


「グッド様こちらも大体避難できました、お兄様の援護に」


「そうはさせない、私は精霊王様に生み出されし精霊アスディノス」


「ク、なぜ精霊王はオメガプランの組織に手を貸すのです」


「、、、ダイヤモンド王国には悪いとおもってる、だが知らない方が良い真実がこの世界にはあるのだ!断罪の礫!」


魔力で作られた光の塊がアスディノスの手から放たれる、


グッドが剣で攻撃を防ぐ、


「ク、マリア姫、作戦があります」


作戦は実に単純、グッドがアスディノスに近づき後ろからマリアがついて行きやつを切る、


「それは危険です、グッド様が死んでしまいますやつの攻撃を受けながら行くなんて」


「しかし、これなら君が傷つくことはない、僕は君を尊敬してるから守ると決めた人だから!」


ライトの時に変に力あげてしまったから責任は持たないとね、


「グッド様、、、わかりましたそれで行きましょう」


「行きますよ、必ず僕の後ろにいてくださいよ、耐久強化魔法、ハーーーーーー」


グッドがアスディノスに向かって突撃する、


「特攻だと、そんなものが通じるか!断罪の礫!」


「グァーーー、グ、ハーーー」


アスディノスの攻撃を受けながら確実に距離を詰める、


あぁ、なんてたくましいのでしょうグッド様、あなたは私の思いに共感して私を信じてくれた初めて私が心から尊敬した人、願わくばそう思ってしまう、頑張ってください必ず私が!


「グ!くるな私に近づくな!断罪の礫、超!」


「グーーー、グァーーー!」


巨大な断罪の礫が、グッドに貫通する、しかし距離は詰められた、


「とりました、剣術強化魔法、超!」


「グ!肉体強化魔法、超!、貴様では私を倒せない!」


ク、硬い私の魔力では切れない、


「グァーーー、ハーーー」


グッドが巨大な断罪の礫を受けながらアスディノスに剣で切り込む、


「貴様なぜ動ける、人間では激痛に耐えられない貴様!、、、グ、グァーーーーーー」


アスディノスを切った、


「グッド様、グッド様大丈夫ですか、すぐに回復魔法を」


グッドに刺さった礫が消えて血が流れる、


「ハーハーハー今だけはこの礫消えないでほしいな、まずい血が、、、」


まぁ分身だから血が無くなっても、本体ライトが無事なら大丈夫だが、魔力の消費が激しい、


「ハーハーハー、マリア姫、僕はあなたが、ガック」


あなたが好きなように正しいと思うことをやってください、


「グッド様、グッド様、絶対に死なせません、治療室に」


 ライト戦


「グッドとマリアがやったようだぞ」


「流石は私の自慢の弟」


「流石は俺の自慢の妹」


「グ、ヴァー、ブェー、アー」


弱っているようだが、


「そろそろ終わらせようか、貴様らに我の魔力を渡そう、この巨体の敵を完全に倒すには爆発魔法しかない、我はさっきの魔力解放で上手く魔力を扱えない」


まぁ、うまく魔力が使えないのは分身してるからなんだけど、でも我の魔力を渡そうと、めっちゃカッコいい、


「わかりました、やりましょう」


「あなたの魔力私たちがぶつけてやります」


「我が膨大なる魔力よかの2人に力を与えろ!」


ライトの魔力が2人に渡る、


「すごいこれがライトの魔力」


「これがライトの見ている世界か」


「我が時間を稼ぐ魔力をまとめ準備しろ」


ライトが時間を稼ぐ中、2人の魔力がまとまっていく、


「いまだ、いけ!」


「ハーーーーーー」


2人の剣が魔力によって長くなる、その剣を振り下ろした瞬間ライトの魔力によって強化された剣が化け物の体を両断した、


ライトの魔力によって強化された攻撃は実際に放った2人にも反応すら出来ずに一瞬で切られたのを見ていた、1秒ほど遅れ認識するほどあまりに美しく自然な光景に見えた、


最後に斬られた瞬間、彼には激痛からの解放感があった、彼もまた優しい言葉によって人生を壊された哀れな人間なのだと、最後は楽にいった、


「貴様もオメガプランの被害者だ、だが犯した罪は消える事はない」


ライトが最後の慈悲の表情を浮かべる、彼の、彼らに少なからず同情した、


「アジンたちは大丈夫か?」


「なんだもう終わっているではないか?」


空中から聴き慣れた声が聞こえてくる、この声の正体は、魔王レオンハート デーモン


「何をしているのだ」


レオンがライトに語りかける、


「今、精霊王が空間魔法でアジンたちを連れ去っていった、彼女たちが勝つまであの空間には入れない」


「なるほど、ならばこの魔王が空間に入って手助けしよう」


ライトが興味を示す、空間魔法は完全に別の空間、中からではないと突破は不可能とかつてライトは結論づけた、


「そんなことができるのか」


「我は魔王、やつとは一度戦って勝利した、やつの魔力残滓が一番強いところからなら空間にまで飛べる、しかし俺だけだ」


レオンが含みを入れた言い方をした、


その意味は、もしかしたら魔王が精霊王と協力しにここに来たのかもしれないだから行かせても良いのか、という質問だ、


「レオン俺は少なくともそれなりの信頼を培ってきたつもりだ、俺とお前があってまだ半年経たない頃無理に貴様と敵対し、痛み分けと終わった、お互いの力を理解した上での関係を気づけたと思っている、我はレオンを信頼している」


レオンは思いもよらない返答が返ってきて困惑するが、ライトに笑みを浮かべ精霊王の空間に入り消えた、


レオンよ、優しい言葉には裏があるかも知れない、ブラフとは本心にひとつまみの嘘を入れることで相手の心を動かす、魔王さえも、



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