第19話、改善要求、諦めた努力

 魔王対ライト


「それで毎回、私に疑いをかけにきたか」


「それは、闇の魔力といったらレオンだからな」


「なんでも魔族に疑いをかけるのは人間のエゴに思えるが」


悩ましい顔を浮かべるレオン、


「じゃあ、本当に知らないのか」


余裕の笑みを浮かべるライト、


「そうだ、ましてや学生にそんな危ない力俺は渡さない、グ」


「そうか、わかったすまないレオン、(チャックメイト)」


「チ、テメーまだまだガキのくせに理不尽なほどつえーな」


「僕はこれでもチェスのプロを目指していたからな」


まあ、前世の話だが、


「なぁ、ライト、あれからかなり経ったが、お前は変わらないな」


レオンが軽蔑した表情を浮かべる、


「僕には、いや、我らは我らの正しいことを行う」


「おまえ、オメガプランを潰すとか、あんまり興味ないだろ、、、、、、何を狙っている」


「僕は、不治病を治すために、ライトジェネレーションという組織を作ったのですよ」


、、、レオンが少し間を置き僕に言った、


「嘘つき」


あぁ、そうだな、確かに僕が一年でも本気で不治病を治す研究をしたらおそらく、可能だろ、


「そうだよ、僕は主人公じゃない、僕は」


主人公を助ける実力者なんだ、そう言いかけてライトが魔王城からさる、


「あいつは危ないな、人間たちとは感性が違うよだ」


レオンよ、僕は主人公になりたいんじゃない、


僕は、主人公を助ける実力者になりたいのだ!


 旧魔王城(アジン達の家)


「ライト様今日お越しになったのは闇の魔力を持った学生についてですね」


「そうだ、ドゥヴァ、アジンはいるか」


「アジン様は今他の国でオメガプランについての情報を集めています、他のメンバーも同じように」


「なるほど、なら頼んだ情報は」


「はい、私がアジン様に報告して、情報はいただいております」


「ありがとう、、、これは!」


「フン、なるほどそういうことか、助かったよ、」


「いえ、このようなことなんでもありません」


「そうか、僕はこれからやることがある、じゃああとは任せるね」


もう半年に一回アジン達に会うかどうか、会っても会話は少ない、でも知っている、彼女たちの好意を、


・ 次の日、学園・


さてどう仕掛けてくるかな?


「グッド君、聞いているか」


「はい聞いていますよそれでなんで風紀委員の僕が生徒会の会議に主席しないといけないのですか」


「君は知っているのではないか、今この学園の反乱分子が」


「まぁ、最近その手の生徒に絡まれましたから」


「なんで私に、お姉ちゃんにいってくれないの?」


セレーネがまんべんの笑みを浮かべながら光のオーラを溢れ出している


「いや、兄上たちにはご報告しました」


「なんで私にはいってくれないの」


うわ、めんどくさい


「はいはいそこまでにしなさいよ、それより昨日2年のファミ・ドラミアムと言い争っていたようだね」


「彼女たちがおそらくこの学園の反乱分子です」


「なるほど、、、ありがとうこちらも対策ができるよ」


?あの一瞬でわかったのか?いやすでにしていたということか、さすがというべきか、主人公候補だからな、


「では僕はこれで」


「僕と一緒に食事をとりましょうよ、グッド王子」


なんでイケムンと一緒に、前に試合で勝っちゃたから嫌がらせか、


「けっこうです」


休み時間が終わり自由時間に入る、


さて、そろそろかな?僕のテンプレ反応は今だと!


「ピー!」


放送のマイク音が響く、


「全校生徒の皆さん我々は学内の差別撤廃を目指す有識同盟です」


有識か、思い上がりだな、


「我々は生徒会と学校側に対し対等な立場での交渉を要求します、なおこの交渉にはライトゼネレーションの幹部からの賛同をしてもらっている」


「え!あのライトゼネレーションが」


「ほんとかよ」


なるほど、口で言っても聞かないなら実力行使する、だれもが使う良い手でもある、でも失敗なのは我名、ライトゼネレーションの名を語ったことだ、


とりあえず、風紀委員と生徒会役員は集められた、


「状況は?」


「相手は放送室を占拠しているそして、王族、グッドとの交渉を要求している」


なるほど、一番弱い僕ならてとこかな、


「風紀委員長とバルト君はどう考えていますか」


「俺は構わない、グッド貴様は王族だ、それ以外ないと僕は思う」


「まってスザク君」


セレーネが心配の声でスザクの言葉に待ったをかける


「セレーネ王女、グッドは王族これは事実だ」


「バトル君、」


「やるよな、グッド」


まぁ、僕と口喧嘩するなら相手になろう


「やります、それで今回の主犯はクソダ・ジン先輩ですか?」


「その通りさすがだ知っていたか」


お姉様は知らないようだが


「はい、兄上たちから聞いていますよ、この状態も覚悟の上」


放送室


「こんにちは、ファミ・ドラミアム先輩それとクソダ先輩」


「早速だがこちらの要求だ」


「はい、なんでしょう」


「こちらは今すぐにでも学内に仕掛けた爆弾と我々の有識同盟が反乱する」


「なるほど、念のため忠告しますこの会話は学校に流れています」


「前にも君に話したが、三組には推薦制度がない、魔剣士は実力がないから仕方ないだが、魔術士なら才能は関係ない知識があれば新たな魔術を生み出せる三組には一組より魔術の知識が高い者が多い」


「仕方ないとは思わない、でも魔術は実戦できなければならい計算上、上部だけではいけない自らで使えなければならない」


「しかし推薦外から魔術士になるものは魔力が少ない者が多い」


「違う、推薦とは学校側の信頼があってこそだ自ら試験して資格を取得することとは違う」


「しかしなら3組には推薦を与えない、実力があるのに推薦されないのは事実だ」


「実力?魔法が実力であって、知識は知識だ、知識があるかと直接魔法に直結はしない」


「しかし知識だけなら3組には1組より優れたものもいる彼らにチャンスがないのは間違いだ」


「確かに3組も努力して実力をつけている、だが1組が才能だけの奴らだと思っているのは大きな間違いだ」


そう前世の世界では学力を才能と一括りにしている、


「なんだと」


「1組の奴らは才能だけでなく努力をしている、自分たちに都合の悪いことは考えず、差別の撤廃といった崇高な目標を掲げているだけだ」


「違う、差別は存在している、それを無くそうとすることが悪いことだというのか!」


「僕の兄上たちは王族で才能もあり、第一線で戦っているだがそれは努力という対価を払っているからだ、貴族も同じだ才能は確かにずるいだが、、、才能だけで生きられるほど世界は甘くない!」


前世の世界は馬鹿でも高校にら入れた、生活保護など生きるための最低限度の生活の保証、なんて耳障りのいい言葉、確かに真実


何もしてないやつだって生きられるそんな世界だった、


無力も無能も生きられる世界なのにどうして批判する、どうして批判ばかりする、時間もある自由もある何が不満なんだ、何もしてないのにただ知ったことを一日悲しんで次の日には何事もないように無駄をする、努力してないくせに努力、努力、うるさい!何もしてない奴らが批判するな!


「まぁ理解できなくない、実際努力は報われない、だから努力しない、正しい決断だ、だから批判して実力があるものの粗を探す」


「なら、俺たちは何もしていないで努力してないというのか貴様」


「努力はしてる、でもそれは諦めた努力です、しょうがない努力したでもダメだったならしょうがない仕方ないそうやってみんなに言ってもらうためだけに、必死こいて体を張ってるふりをしているだけだ!」


「いいのかそんなこと言って、お前王族だろう」


「安心してください途中から電 魔力波は切ってあります」


「調子に乗るなよ、ならお前が言ったように努力が無駄なら何をすれば良い」


「諦めるしかないです、諦めて与えられた幸せを謳歌する何が不満なんだ、夢が叶わないなら諦めればいい、必要なことではない、無理なものより出来ることだ」


「本気で言ってるのか」


「ええ、もちろん、でもそんなに認められたいなら誰もが納得するだけのものを持ってこい!とは思います」


「グ!」


「ドーン」


学園内に爆弾が爆発した、

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