第4話、魔王様に会いに行こう
あそこが魔王城、よし、
「我が名はライト、魔王レオンハート・デーモン殿に話がある」
魔王城に響くように大きい声で言った、
「なんだ貴様、魔王様に話だとお前みたいな人間に魔王と合わせるわけないだろ」
わー、絵に描いたようなやられ役、普通なら殺したいところだけど、
「すみません魔王様にお話がありまして、どうかお目通り願えないでしょうか」
「バカか貴様そんなことするわけないだろ、ハハハハハハ」
ウゼー、早く魔王出てこいよ早くしないと僕が魔王軍壊滅させちゃうぞ、
「何ようだ人間よ、この魔王レオンハートに話とは」
https://kakuyomu.jp/users/gakusei191419/news/16817330652889313565
魔王レオンハート デーモンをイメージしてAiで作りました
「魔王様こいつなんかのために魔王様自ら出なくとも」
「ん、貴様はわからないのだろう、この人間から流れる巨大な魔力おそらく四天王以上は確実だ」
「し、し、四天王様以上だって本当ですか、こいつはただの人間でまだ子供ですよ」
「あー、これほど胸が鳴ったのは初めてかも知れない」
「僕を無視しないでもらえますかな?魔王レオンハート殿」
最初は有効的に会話をしたほうがいい、今回は倒すことが目的じゃない、でもこの魔王確かに強い、魔力量なら今の僕よりあるな、
「すまない、それで私になんのようだ?人間の君が」
「先日ダイヤモンド王国の姫様が誘拐されました、その盗賊のトップが闇の魔力を使っていたので、そのことについて説明していただきたく思います、せっかくなので中に入ってお茶でも出してもらえますか?レオンハート殿、」
「いいだろう、この魔王を見ても臆さない人間よ、我が城に入るがいい」
なんてテンプレ的な城だろう、赤や黒ばかりまさに魔王城て感じだな、
「どうぞこちらが貴公の席だ」
「感謝しますレオンハート殿」
「不要だ、それで話の続きだが、その魔力が本当に闇の魔力ならおそらくわたしの手のものだろう」
「なるほど、ではレオンハート殿には責任がないと言うのですか?」
「いや部下の責任は上のものの責任だ、私が謝ろう」
魔王が頭を下げて謝罪した、やはり魔王は良いやつと言うテンプレはこの世界も同じなのか?
「ならばそのものの所在を教えていただきたい」
「それは、わたしにもわからないのです、闇の魔力を分け与えられるものは私の軍でも幹部クラス、しかし彼らが私を裏切るとは思えない、」
そう来たか、謝罪なんてした程度何かを失うわけでもないこいつがいい奴かはまだわからないか、
「なら、決定的証拠を見つければ我々に引き渡していただけますよね」
「いいだろう、この魔王レオンハートの名に誓おう」
「感謝します、レオンハート殿、それで話は変わりますが、四天王の方々はどちらに」
「皆、土地の衰微やら、軍の調整やらで忙しいようで」
よし、ここで一つ因縁をつけておこう、
「レオンハート殿はこの先も人間の国に攻め入るのですか?」
「そのつもりだ、私に平伏するなら慈悲を与えるがそれ以外なら殲滅する」
「あなたは今この世界で最強と言う地位を確立している、なぜこれ以上戦うのですか?」
「簡単だ、私たちのためだ、私の大切な仲間たちが国民が幸せなら他のものが、死のうがどうでもいい」
なんだろうこの名言どこかの某アンデットの王様が言っていたような、、、
「そのためなら他の人間の幸せを奪っても良いと言うのですか?」
「それが一番私たちの利益に繋がるなら私は迷わずそうする」
「自国の利益を追求し自らに従うものを幸せにすることこそ王の役目といえます、ならば忠告しておきましょうこれ以上人間の国に軍を進めるなら我々と当たることになります、よくお考えを」
「肝に銘じておこう」
2人の目が睨み合う、
「ではまた会う時まで、レオンハート殿」
ライトは飛び去っていった、
「幹部を全員集めろ、俺の部下が勝手な行いをするなど許さん、必ず見つけ出してくれる、この魔王レオンハート・デーモンから逃れられると思うなよ!」
あの魔王良いやつなのか今のところまだわからない、少なくともこの10年人間の国に侵攻してこないことを考えたら、信じる価値はある、魔王は今ブームなんだ、
「帰ったぞ皆んな、」
「お帰りライト、大丈夫だった?」
「ありがとうアジン、魔王は今のところ様子見をした方がいい、おそらく魔王の手のものが、組織に紛れ込んでいると考えられる、今はとりあえず他に情報を集める」
「分かった、皆んなに顔を見せてあげて、心配してた、」
「いや、僕はこのお姫様を返しにいってくるよ、皆んな起こすのも悪いし、また明日」
「そう、わかったわ、また、」
「うんまた、」
アジンが寂しそうに言った、
「ハー、私もお姫様抱っこで、、、」
どこに言えば?まぁ堂々と白の前に降りてやっつけてきたって言うことにしよう、
「だ、誰だ貴様、それは姫様、姫様だ、姫様がいたぞ、」
「な?貴様何者だ、」
「[我が名はライト、光を照らし勇者を導くもの、今宵我らライトジェネレーションが敵に囚われていた姫を救ったので、返しにきた、」
「なんだと、それを信用しろと、貴様が嘘を言っているかもしれない、」
「貴様らが信用しようが信用しまいが関係ない我らわ我らの正義を貫くダークヒーローだ、忠告しておく必ず奴らはまたこのお嬢様を狙うだろう、気おつけるんだな」
そのまま、その場を後にしライトは自分の部屋に帰った、
「さて今日も、みんなに会わないとね、」
僕のベットの下は秘密の地下室になっている、二十畳くらいだけど隠しものには優れている、僕の魔力以外のやつは簡単には入れない、
「やあ、皆んなごめんね、今日は忙しくて遅くなっちゃった、今日も頑張ろうね、」
ライトが魔力の糸を使って、不治病の4人の魔力を正常に治す、肉片の体は二、三日日を置くだけで崩壊してしまう、
「ごめんね、痛いよね、今の僕じゃ治せない、でもいつか助けるから必ず、ごめんね、」
この悲鳴が今の僕を動かす、まるでスマホで悲惨な光景を見たけど、二、三日したら忘れてしまいそうな僕を、動かす、
「よく頑張ったね皆んな、今日の話をするね、」
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