※今回の話には性的な描写があります。


レンタルルームはいくつかの部屋で撮影ができた。

黒い壁に黒いソファの部屋。

白い壁に真っ白なカーペットで敷き詰められた部屋。

フローリングの部屋は壁の一面がカラーバックとして利用できた。

それに真っ暗な暗室。


前回の撮影ではメインとして使った白い部屋の床に座って彼女の話しを聞くことになった。


旦那との関係について。

家に居るときは自分の部屋に籠って、ヘッドホンをしながらネットゲーム。

食事の時は終始無言。

長い期間セックスレス。


中でも彼女はヘッドホンで自分との世界を閉ざしている旦那に対して、憤りと不幸せを特に感じているようだった。

彼女は話している内に感情が高ぶり涙を流した。


僕はティッシュボックスから2枚のティッシュを抜き取って彼女に手渡した。

それからボックスを彼女の膝近くに置く。


溢れる涙をぬぐう彼女を抱きしめながら、ティッシュを数枚取って彼女の涙を拭いた。

仲里依紗によく似た瞳が僕を見上げる。

彼女の頬に触れて、瞳をまっすぐに見つめる。


彼女がゆっくりと目を閉じた。

それを合図にして、僕は彼女にキスをした。

舌を絡めてお互いに身体を欲しているのを確認する。


彼女の細く長い首にもキスをする。

そのまま鎖骨の方まで舐めるようなキスをした。


彼女の喉から吐息が漏れるのが聞こえた。

右手は彼女の胸を下から持ち上げるように撫でる。

それから腰の位置まで手を滑らせ、服の裾から中に手を忍び込ませた。

すべすべとした腰の感触。

ブラの位置まで手を進ませると、ブラにレースや刺繍が施されているのがわかった。

その内側の乳首を探して軽く触れる。

今度は喉の奥からではなく、口からかわいい声が漏れた。


服をたくし上げて露になったブラを下にずらし、キレイで小ぶりな乳首を口に含んで舌先で舐める。

背中のホックを片手で外した後で、彼女の膝位置まで手を移動させる。

その位置にあるスカートの裾から手を侵入させて、太ももにふれながら奥にあるパンツまで指先を進ませた。


パンツの脇から中指で触れた彼女の陰部は温かくしっとりとしていた。

毛が触れる感覚はない。


その中心にふれるとすべすべして柔らかな感触。

濡れたその部分を指先や指の腹を使って撫でる。

穴の入り口や上の方のヒダに包まれた突起。

触れるたびに彼女は身をよじらせた。


それからお互いに裸になった。

白いカーペットに彼女の白い肌。

陰毛は恥丘のあたりにだけ生えていた。


あおむけになった彼女の顔の位置に赤く勃起した陰茎を持っていくと、彼女は喉の奥に含んでくれた。

僕は左手で彼女の陰部を撫でる。


しばらくして体勢を替え、お互いに濡れた部分同士を触れ合わせた。

ゆっくりと彼女の中へ入る。


中ほどまで入ると彼女が泣くような声で「大きい」と言った。


形の良い彼女の胸が何度も揺れて前後する。

両手を頭の上の方にまわして身をよじらせる彼女の腰に手をまわして少しだけ持ち上げる。

そのままの姿勢で何度も突き上げた。

彼女のかわいい喘ぎがレンタルルーム中に何度も響く。


彼女の方くらいの位置へ両手を突き、教えてくれた彼女の名前を呼ぶ。

それに応えるように彼女の喘ぎ声。


40分程前に彼女の涙を拭くために使ったティッシュを今度は、彼女のお腹から胸まで白い線を描いた精液を拭くのに使った。

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