※今回の話には性的な描写があります。


5階建てワンルームマンションの2階。

六畳の部屋と廊下兼キッチンスペース。


それが初めての一人暮らしの場所。

家賃は親が仕送りしてくれたお金を、1階の管理人室に毎月持って行く。

洗濯物は旅行バッグに詰めて週末に持って帰った。

今考えれば親に甘えたひとり暮らし。


それは全て彼女と一緒に居たいがための空間。


引っ越し荷物を片付け、部屋の配置が決まり新生活が始まった数日後、彼女を部屋に呼んだ。


少し話した後で話題が一旦区切りになると、彼女にキスをする。

それからワンピースの背中部分のファスナーを下ろしていく。


小柄だけどHカップあった彼女のバストを下から持ち上げるように触りながら、ファナスナーが下がったワンピースを、彼女が背伸びした状態で上から脱がした。

恥ずかしそうにする彼女を見て、僕は厚手の遮光カーテンを閉めに行く。


薄暗くなった部屋で下着姿の彼女は脚を抱えて、体育座りをしていた。

膝に押し付けられた胸から目が離せなかった。

彼女の正面に膝立ちになって、肩に触れてキスをする。


肩をつかんだまま後ろにゆっくりと彼女の体を倒して、覆いかぶさった。

背中の方に手をまわしてブラのホックを外そうとするが、構造が全く分からずに手探りしていると彼女が体を少し起こして手を添えてくれた。

彼女のバストが露になって、僕は夢中で触ったり顔をうずめたりした。


僕は下着一枚になって彼女の上に再び覆いかぶさる。

右手で彼女のパンツを下しながら、僕も下着を脱いだ。


うっすらと毛の生えた彼女の恥丘から腿に向かって両手を這わせて、膝の位置に来たところで左右に押し開く。

その中心に僕のモノを押しあてた。

中学一年の時の悪友に見せられた海外の無修正AVで、行為の方法は知っていたけど、想像していたよりも上手くいかず、何度も正しい場所を探す。

興奮と焦りで息が荒くなる。


そしてやっと亀頭が彼女の中へ侵入すると、彼女が小さく喉を鳴らすような声を上げた。

きゅっと押し付けられるようなキツさと、柔らかさが彼女の温かさと共に伝わる。

その気持ち良さに彼女の奥まで侵入すると、腿にぎゅっと力が入る。

そのまま動かさずに彼女の名前を呼ぶと、腿の力が弱まっていく。

彼女の手を握りながら、ゆっくりと腰を前後させる。


「あっ」っと小さく高めのトーンの彼女の声。

握っている手に力が伝わってくる。

僕は手を放して、彼女の両腿を両手で抱えた。

彼女は右手で枕の裾を、左手で敷き布団を手繰るように掴む。

抱えた両腿を開き、彼女に覆いかぶさり腰だけを前後させた。

僕は快感と温もりに包まれる。


持続した快感は一定のラインに向かって、徐々に高ぶっていく。

僕の硬く太くなったモノは心地よい生暖かさに包まれ、その快感が彼女の声と共に頭に伝わってくる。


快感の限界を迎えて、彼女から出た僕はとっさに腰を浮かせる。

彼女の鎖骨からおへそまで精液が筋を作り、おへそを中心に池のように溜まった。


ティッシュで彼女にかかった精液を拭き取りながらキスをする。

僕は男になり、彼女は女になった。

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