41.ギルドに戻ろう。その2
「雑魚のライブ男と銃を持たないガンマンが突っ込んできたぞ!」「迎え撃て!」「死になさい!」「ケケケ、俺の刀のサビにしてやる!」
走りながら前にダイスを振る。出た目は五、何と俺がいつも使っている仕込み杖のステッキが五本も出て来た。
ちょうどダンジョンで得た新しいスキルの『投擲』を活用出来る場面が来た様だ。早速一本目の仕込み杖を投げる。もちろん抜刀した状態で。
「ギャッ!」ドスッ「うわあああ!刀が飛んできたあ!ピギャア」ドスッ「いやー!アイツ弱い筈じゃないの!?カペッ」ドスッ「怯むなー!たかが二人だ!」
「銃弾喰らえよクソ親衛隊どもが!あと今まで銃を使わなかったのは弾の無駄だからだ!」バンバンバン
「ぎゃあ!俺の腹に!銃弾が!」「あのガンマン銃も持ってない雑魚のはずじゃなかったの!痛い痛い!私の足が、足が!」「クソ、アイツ今までわざと銃を出してなかったな!プペっ!」ドスッ「全員撤退!てったガハァッ」
「もう面倒やな。タイガー。あっ、手榴弾もう一つあったわ。コイツらこの今アイテムボックスから見つけた手榴弾で一掃しても言いか?」ピンッヒュッ
「良いよー。っていう前にピン抜いて投げてるじゃん。」
「手榴弾だ!ヒィー助けて!」「落ち着け、アイツらに投げ返すぞ!」「私達の中心に落ちたけど何処にあるのかわからないよ!」「動くな動くな!」
ドカーン
爆発して無傷だった残りの親衛隊も死んだ。下っ端はそんな強いチートを持っていないのかも知れない。それでも弱すぎる、元々のステータスはこの程度だったのだろう。
『この二人強すぎやろ』『いや、親衛隊が弱いだけだぞ。』『どっちも組み合わさった結果じゃない?』
「奴らも片付けたし行こうかリボトル。」
「アイツら魔石さえ落とさないから正直弾の無駄やな。タイガーすまんが石拾いながらでもいいか?普通の石でも弾作れるから攻城戦までに出来る限り弾を作っておきたい。ええか?」
「いいぞ。ゆっくり行こう。」
視聴者との交流と石拾いもしながらギルドまでゆっくり歩いて帰る事にした。そしてギルドに着く頃には大量の石を拾ってリボトルは全て弾に換えるようだ。俺はいくらか投擲する為にアイテムボックスに石を三十個は入れておく事にした。
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