23.再びの武器装備屋
「うぃ〜オッチャン元気にしとるか〜。」
「ん?ああ、リボトルか。それにタイガーアイもか、どっか行くのか?」
「二人で新しくできたらしいダンジョンに行くんだ。」
「そうかそうか、武器や装備を強化したいなら好きなだけ言ってくれ。」
「そうだタイガーアイ、アンタの弾切れマシンピストルをくれないか?その代わりに第六位のナイフ二本と第五位のナイフ二本と剣と手袋の絵が描いてある紙を各十二枚、レアな絵の紙以外の他の絵が描かれた紙各十五枚と第六位のスライムネックレスでどうだ?」
「えっ!?そんなにいらんぞ…。」
「ワイからしたらマシンピストルはそれくらいの価値があるんだよ。それにワイは銃以外使うつもりないし刃物は要らんのよ、ちゃんと渡すから。ほらっ。」
そう言って本当に言っていた物を渡して来た。しかし俺もそろそろ武器を強化してみたかったのでありがたく貰うことにした。そして弾切れ状態のマシンピストルを渡すのだった。
『儲けもんじゃん』『優しい(確信)』『さすがガンマン!』『これが本来の他プレイヤーとの交流ですか。いい物ですね』『良い人じゃん。』
「と、言うことで…。うぇ〜いオッチャン!このマシンピストルランクアップしてくれ!これで初めての第四位だぜ!なんのバフがつくかワクワクするぜ〜」
「第四位おめでとうだ!ついたバフは貫通力プラス10%だ!嬉しいだろ〜。」
「嬉しい!嬉しい!これでまた強くなっちまったな!」
大喜びのリボトルを見て俺もそれに続く、
「おじさん!俺も武器装備の強化とナイフのランクアップをしてくれ!」
「毎度あり!装備は着たままでも普通に強化もランクアップも出来るから脱ぐ必要は無いぜ!ほい!強化もランクアップも完了だ!初めての第四位武器おめでとうだ!ナイフの最初のバフは耐久力プラス10%だ。少し壊れにくくなったぜ!お前も嬉しいだろ!」
「バフ嬉しい!達成感がある!ほとんど自分の力じゃなくリボトルから貰っただけなのに!」
「そうだろそうだろ!戦闘職はみんなこれを味わうために武器や装備をかき集めてるんだ!また持ってこい!いつでも強化とランクアップしてやる!」
「「はい!分かりました!!」」
そう上機嫌のまま店を出た。
「なぁリボトル一旦ライブを終わって良いか?また夜にはライブ再開するから。」
「いつでも良いぜ。そうだ、フレンド申請しよう。」
「OK、リボトルのフレンド申請のコードは受け取れたよ。こっちもはいコード」
「よし、受け取れた。じゃあまた夜のライブ時に」
「じゃあね〜。」
『一旦の休憩だぁ。』『ダンジョン楽しみ。』
そうコメントを見ながらライブを終わらせた。
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