21.仲間

          〜仲間〜

 

 いつも通りやることやって夕方にライブを始める。

「おっす!オラタイガーアイ!これからライブを始めっぞ!」

 

『おっす!』『挨拶一つにしろ。』『今日は一体何するの?』『そろそろ平和に過ごしたいね。』

 

「ふふふ、今日はね。ギルドからのご指名依頼で僕とそれ以外のもう一人のプレイヤーとダンジョンに入ることとなったのさ。とりあえず中には入ろう。」

 

『このゲームダンジョンもあるのか。』『楽しみ。』『今回はいい人だといいね。』『なんかこのゲームまともなプレイヤーがいないからなぁ。』

 

 ギルドに入ると一人の男に声をかけられる。

 

「アンタがタイガーアイか。ワイは『スナイフル・リボトル』や。まぁ名前は適当に呼んでくれ。職業は『ガンマン』、よろしゅうお願いします。」

 

「はぁ…。タイガーアイです。ダンジョン攻略よろしくお願いします。」

 

 スナイフル・リボトルはまさにガンマンみたいな格好をしていたがその体はアーマーでガチガチに固めてある。顔の輪郭からして少しふくよかだ。そしていい笑顔である。机の上には様々な銃とその部品が置いてある。カスタマイズしていたのだろうか。

 

「ああ、すまんな直ぐ終わらせる。」

 

 そう言うとすぐさまバラバラになっていた銃を組み立てた。手慣れている。

 

「さあ、受付にでも行こうか。」

 

「ああ…。」

 

「タイガーアイ様、スナイフル・リボトル様ですね。ギルド長のいる部屋にご案内します。」

 

 そう受付さんに案内されて部屋に入る。

 

 「来たね。さぁダンジョンについて話そうか。」

 

 ダンジョンの説明が始まった。

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