15.お楽しみの…。
〜お楽しみの…。〜
「受付さん。ドロップアイテムとかを売りたいのですが良いですか?なんせ下水にたくさんスライムがいたもので…。」
「はい!じゃんじゃん出して下さい!」
そう言われ出すことにした。まずスライムの魔石100個、それにネックレス、最後に宝箱だ。宝箱を出した瞬間遠巻きに見ていた周りがざわついたような気がしたが気のせいだろう。
「これだけです。」
「これはまたたくさん狩ましたね。まず魔石は100個なので100ゴールドです。」
「ネックレスは残しておくのですが、宝箱の方は開け方が分からなかったので持って来ました。」
「スライムのネックレスはランクアップさせればまあまあ強い性能を持っているのでぜひ持っておくべきです。」
「分かりました。ランクアップできるように頑張って集めます。それで宝箱は?」
「宝箱はその場で開けるスキルが未だ発見されていません。しかしギルドの方へと持って来れば宝箱を開けるための機械があるのでいつでも開けれます。」
「そうなんですね。じゃあさっそくこの宝箱お願いしても良いですか?」
「はい!ではお預かりします。宝箱が開くまで少々お待ち下さい。」
「いや〜。宝箱の中身楽しみだな〜。みんなは何が宝箱に入ってると思う?俺は武器。」
『バカでかいスライムの魔石。』『お金だろうがよ。宝箱と言えば。』『ネックレスがもう一つ入ってる。』『魔導書だろ。』『あ〜。そう言うのもあるのかな?』『そう言えばこのゲームってスキル獲得アイテムってあるのか?』
「フォーチュンに聞いてみたらあるらしい。形は物によって違うらしいけど。」
『見てみたいわ。』『製品版までに見せてください!』『あの宝箱に入っているんじゃない?』『スキル獲得アイテムも出るまでギャンブルだ!』
「あったらちゃんと見せるから。そうだな確かにそれもまたギャンブルだな。」
そう話していると終わったらしい受付さんが戻って来た。
「タイガーアイ様お待たせしました。宝箱が開いたのでプライバシー保護の為に別室にご案内します。」
初めての宝箱だからかワクワクしながら受付さんについていった。
「この部屋の中にあります。では宝箱を開けましょう。」
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