9.武器装備屋その2
〜武器装備屋その2〜
「ランクアップはその武器や防具の強化の上限を上げたり、秘められた性能を解放するんだ。」
「上限があるのか?」
「ああ、面倒な事にある。ランクは低い順から第六位、第五位、第四位、第三位、第二位、第一位の順番だ。この木の剣のランクは第六位だ。強化上限は50%、それ以上あげようとしてもあげられない。ちなみにランクアップも『武器強化』と『防具強化』のスキルが必要になる。」
「そこでランクアップですか。」
「そうだ、ランクアップには同じ武器が三つ必要だ。これにはお金はいらない。俺も何故かは知らない。じゃあやるぞ、これがランクアップだ見とけよ。」
そう言って木の剣を纏める。すると光った、光が収まると木の剣が一本だけになっていた。
「これがランクアップだ。見た目ではわからないが『鑑定』を使えば分かるぞ。」
『鑑定』を使ってみる。すると[木の剣 レベル1 第五位]となっていた。自分の服やステッキを見てみると全て第六位だった。
「分かったか?これがランクアップだ。そのあまり見ない服もステッキも何処かの特注だろうが宝箱から出てくるぞ。過去にそう言う事例がある。」
「なるほど。それで秘められた性能とは?」
「ランクが上がるたびにバフなどの能力が解放される。全ての武器装備にだ。それが解放されるのは第四位ランクからだちなみに第四位ランクにするには第五位ランクの同じ武器を三つ用意しなければいけない。」
「じゃあ第四位ランクにする為には第六位ランクの武器を九つ持ってこないといけないのか。そして第四位ランクから第三位ランクに上げる為には第六位ランクの武器が二十七つ必要になると。」
「そうだ。集めるのは大変だぞ〜。だがたまにモンスターから専用武器や防具がドロップすることがあるからな。それで何かしていくか?」
「いや、素材がないからいいや。強化出来るようになったらまた来るよ。」
「おう、また来いよいつでも強化してやる。料金は貰うがな。」
そう会話をして武器装備屋から出た。
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