プレ初夜 部屋へ



お勘定を済ませて店を出た。


「ありがとうございましたー」


「シンごちそうさまでした」


「いえいえ。こちらこそ誘ってもらってありがとう」


「手ぇつなごか?」


「うん」


「コハルさん手は小さいねんな」


「よう言われるわ。でもシンの手もちっちゃいで」


「まあ何もかもコハルさんより小さいからな」


阪急京都線の高架下を二人で歩いた。


時々コハルを見るとコハルも僕を見ている。


「コハルさん」 「シン、さんはいらんよ」


「そうか、コハル。ほんまにええのか」


「ええからこうやって手をつないで歩いてるんやで」


「そうか」


「シン、私も大人やから。自分の言った事には責任を持つよ」


「そうなんか。えらいな」


「シンは私の事抱いてもいいと思ったんやろ」


「うん。きれいでグラマーやから。男やったら抱いてみたいやろうな」


「シンや。シンは私の事抱きたいと思ったの?」


「うん。正直思った。抱きたいって」 


「シン。だったらええやん。 その気持ちが大事やと思うよ。

私もシンとだったらいいと思ったから」


「コハル。ありがとう」


歩いて5分。


ブラックプラザという名のワンルームマンションだ。


壁薄で上下左右からの音もそれなりに聞こえてくる。


 24m2でユニットバスと小さなクローゼット。小さな台所と小さな冷蔵庫が付いている。


玄関を開けると奥まで見渡せるような部屋だ。


「さあどうぞ」


「おじゃまします。 へぇ。ええ感じのところやね」 


「散らかってるしきれいやないけど勘弁してな」


「かまへん。気にしんといて」


「シン、チューしよか」 「コハル、いきなりか」「私かて恥ずかしいねんぞ」


「多分シンは奥手やと思うねん。でも始まったら止まらんような気がするねん」


「そんなことないと思うよ。節度はあると思うよ。でも始まったら止まらんってどんなんやねん?」 笑


コハルも笑った。


「ほんまはな、今もシンが抱きついてこなあかんとこやのに。

ほんで私が、アン、シャワー浴びてからにしてって言いたかったのに」


「でもコハル。このベッドで彼女としてたんやけど気になれへんのか」


「シン! 今の話スルーか?」 


「ごめん。ちょっとやばい女なのかもって思ってしもうた」笑


「まあええわ。そんなんホテルに行ったらみな一緒やん」


「ここはホテルとちゃうぞ。もっと限定的やで」


「シン。もうええ。私シャワー浴びるわ。シンも一緒に浴びるか」


「いや俺は後でええわ」 「じゃあ私が先に浴びるね」


僕はタオルをコハルに渡した。 コハルは浴室に消えた。 


これは何という展開なんや。


コハルのことまだ、よう知らんのにこんなことになってしまうなんて。


 しかし女の方からやりたいって言われたらこうもすんなりセックスに

持ち込めるもんなんやな。


元カノもこんな感じで受け入れたんやろうな。


少しがっかりしていた。元カノに対してだ。


でももう関係ない。 僕も新しい恋を見つける。


浴室から鼻歌が聞こえてくる。


コハル、お前・・・。 なんか俺が喰われる側のような気がしてきた。


コハルがシャワーを浴びている間に部屋の掃除をした。


ベッドのシーツも一応変えてみた。


ガラッ。 浴室の扉が開いたのでそっちを見るとびっくりした。


すっぽんぽんのコハルが出てきたからだ。


「ちょ、ちょっと! コハルそれはあけっぴろげすぎやで」 


「シン。どっちみち全部見られるねんからええやん。

ぴちぴちやろ。うれしいやろシン! 

この胸のラインとかヒップのラインも我ながら色気がムンムンやで!

遠慮なく見たらええ」 


すっぽんぽんのコハルが目の前を通り過ぎる。


「でもほんまは恥ずかしいねん」 (かわいらしいことを言うんやな)


こんな明るいところで、近くで、生で女の裸を見たのは初めてだった。


肌が光っている。 すごくきれいなんやな。一瞬ボーっとしてしまった。


元カノの時は暗かったから。


コハルがベッドにもぐりこんだ。


「はよシャワー浴びておいで。 私待ってるからね」 


「お、おう」歯を磨いてシャワーを浴びて僕もすっぽんぽんで浴室から出た。 


ベッドを見るとコハルがこっちを見てにっこりとほほ笑んだ。 


「シン、大きいな」 「コハル、何見てるんや」 「ちんこや!」 思わず隠した。


「恥ずかしいわ。 お前も固有名詞言うとるやないか。なんか逆になってるわ。

コハルが恥ずかしがらなあかんところやぞ」 


「へへへ。私は今うれしいねん。

シンは私より小さいけどちんちんが大きいからうれしいねん」


「コハル。多分やけど体が小さいからちんちんが大きく見えるだけやと俺は思う。

大きいって言われたん初めてやで」


「どうでもええ。さあやろう。もう私は準備オッケーやからね」


「コハル。今から黙っといてな。もう俺に任せてほしい」「うん」


「物足りんかったら言ってくれ。わかったか」「うん」


「ほんでもし天国に行くんやったらその時は教えてほしい」「うん。わかった」


「電気消すで」 


「消さんでもええでシン。明るいところでも大丈夫やで。むしろ見てほしい。私を見て。シン。全部見て」


「わかった。あとゴム無いからとりあえず外に出すかなんか考えるわな」 


「ええよ中でも。結婚するんやから」 


「あぁ、そやったなって。コハルはどこまで本気なんかわからんな」 


「私はいつでも本気やでシン。さあ始めるで」 


「なんやベテランのおばちゃんにせかされてる気分になるわ」


「私はベテランやないで」


僕はコハルを抱きしめた。僕は163cmコハルは171cmで結構大きい。


それぞれのパーツが大きい。


胸もおしりの大きさも何もかも一回り大きい。


お腹周りは見事にくびれている。


抱きしめるとコハルは少し震えている感じだった。 


そして滑らかでやわらかい。


「寒いか」「寒くないよ」「そうか。じゃあ」


僕はコハルにキスをした。最初は軽く。


コハルは目を開けたままだった。


「コハルは目を閉じへんの?」


「シンも閉じてへんやん」


「うん。相手が変わったら嫌やから」


「相手が変わったら嫌って?」


「うん。何か不思議なことが起きて目を開けたら全然違う人だったら嫌やなと思って」


「シン。私もおんなじこと思ってた。だから初めてのキスは目を開けてるねん」


「そうなんや。俺と同じように不安に思う人がいてたんやな」


「でもシン。もう目を閉じても大丈夫やで。私もシンもそのまんまやから」


「そうやな」


チュッ。


そのあと少し長めに唇を押し付けた。いい匂いがする。


そして舌を差し入れた。コハルも舌を絡ませてきた。


「うんっ。 んんっ」色っぽい声が聞こえる。


しばらくそれを楽しんだ。やがて首筋に移りお決まりのコースをたどった。


コハルの胸は大きかった。弾力もすごい。乳首もきれいだ。


僕の手のひらからあふれている。そして感触を楽しんだ。


お腹の筋肉の境界線がうっすらと表面の肌に反映されている。


美しい。


少しづつ舌に下がっていく。


唇を押し付けながら時々舌を使ってクルッと撫でるように舐める。


「アン」


もうすぐ草原にたどり着くけれど自分自身を焦らしてみる。


「コハル、うつぶせになって」


「うん」


またコハルの首筋に戻りそこから背骨に沿って舌で撫でながら下っていく。


腰のあたりはコハルも感じるみたいで少し体をよじっていた。


そして腰を過ぎたあたりから肌の風合いが変わる。


滑らかでやわらかくて弾力があって吸い付くような感じだ。


 それにコハルのお尻は横に広がっているタイプではなくきゅっと上がっているタイプだ。





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