第13話恵

次の日恵さんは手紙屋に来て手紙を書く。だけどあまりにも時間が亡くなっているときと過ぎているためヨシトさんに書くことになった。字をすらすら書いていて私は心が苦しくなった。ちょうどそのときレンが私の足元にすり寄りにゃあと鳴いた。私は大丈夫だよって言ってレンを撫でる。しばらくたったあとセンが入ってきた。

「あやめ顔色悪いよ?」

とセンが私の頭を撫でてきた。しかしその瞬間私の頭になにかが入ってきた。平安時代くらいだろうか?夏のとき私の膝に男の人が寝転がっている。

千代ちよ

と私を呼ぶ。そして時代が変わり次は戦国くらいだろうか?私は刀を持ってその殿様を殺そうとしているけど泣きながら刀を振ろうとしている。

由香ゆか

と私を呼ぶ。そしてまた時代が変わり次は明治くらいだろうか。私は誰かの腕のなかで

「あやか!あやか!」

と呼ばれている。そしてまたも時代が変わりこれは現代に近い

「あやめ」

と私を呼ぶ。私の手をつなぎ私を見て微笑んでる。

「っは!!」

「大丈夫か?あやめ」

センはこちらを覗く。

「大丈夫……」

これは私の記憶?だとしてもこんなに人がいるなんて……私は冷や汗を流した。

「あやめちゃん書けました!!」

恵さんはそういうと私の元に来た。


















「俺……絶対生まれ変わったらお前に真っ先会いに行くから」

「絶対だよ……」

ヨシトさんと恵さんの最後。私とノアさん、クロエさん、リュカさんはこの場にいた。センは珍しく来なかった。

「ヨシトさんこれ……」

「俺に……?」

ヨシトさんは手紙を読むと泣きながら

「恵!生まれ変わったら今度は正式的に結婚してくれ!!」

「……私はヨシトさん以外の嫁に行くのは嫌ですから。必ずまた会いましょう」

と恵さんは言い恵さんはかんざしをヨシトさんに差しだし、

「またこれを私につけてくださいね」

「あぁ……」

「よっし!!行くよ!!」

「みなさん……!また!!」

















恵さんは瑠璃色の空に吸い込まれるように光を放って消えてしまった。































二人の永遠の愛は誰にも引き裂くことはできないだろう。お互いの心を埋めていき二人はまた結ばれる。私は二人がまた出逢い次こそは幸せな生活ができますようにと願った。

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