由紀ちゃんに私の何が分かるの⋯?

みんなで卒業して、中学生になりたかった。交通事故だって、信号が青になって横断歩道をわたったのに、信号無視して車がつっこんできたんだよ!!何で私だけ⋯!?こんな目にあわなきゃいけないの!?卒業式をじゃまするくらいいいじゃん!!」その時、花子ちゃんの目から1つぶのしずくが流れ落ちた。森川先生は、花子ちゃんのなみだを見て何も言えなくなってしまった。みんなが感動する最高の卒業式にするにはどうすればいいんだろう⋯そうだ!私の頭の中に考えがうかんだ。

「花子ちゃん、私達と卒業しよう!!」