第16話
大きなガラス窓から、競技用の大きなプールサイドにあたたかな光がこぼれる。
観客席に詰めかけたたくさんの人々に見守られ、数人の少年少女がスーツ姿の男と向き合っていた。
「おめでとう!」
明るい笑顔で差し向けられた賞状を、爽は力強く受け取った。
「ありがとうございます!」
八月も終わりに差しかかった日曜日、爽にとって最後となる全国大会が開催された。
彼はのしかかるプレッシャーに負けず、全力を出し切って上位入賞を果たした。
一位を取れなかったのは残念だが、悔しさは一ミリもない。
親友である快人も健闘していたが、彼を含めひだまり中学から入賞したのは爽だけだ。
仲間というライバルがいたからこそ取れた結果に、じんと胸が熱くなる。
この感謝を早く伝えたい。
表彰式が終わった爽は、部員のところへ向かおうと足を踏み出した。
「氷室くん!」
雑踏の中で名前を呼ばれて振り返る、すると、そこには見知らぬ中年の男が立っていた。爽より背丈は低いが、清潔感のあるポロシャツの上からも、がっしりした体形であることがうかがえる。
「突然ごめんね。ちょっといいかな」
「はい、大丈夫です」
人の往来がある場所で呼び止められたので、爽は特に気にすることもなく男に向き直った。
「さっきの泳ぎ、とても良かったよ。三年生だからこれで引退だろう? 行きたい高校は決めているのかな?」
「できれば、白波高校に行きたいと思ってます」
なぜそんなことを聞くのだろう。爽は不思議に思いながら答える。
爽が志望している白波高校は、いわゆる水泳の名門高校だ。偏差値がものすごく高いというわけではないが、勉強が苦手な爽にとっては、やや不安になるレベルである。
彼の答えを聞くと、男は「それはよかった」と言って、名刺を差し出した。
名前の上には、白波高校教諭―――水泳部顧問と印字されていた。
何が起こっているのか分からず、爽はしばらく動きを止める。
「近いうちに、ちゃんと推薦させてもらうよ」
爽はその言葉でようやく我に返った。身を翻して去って行く彼の背中に向かって、声を張り上げる。
「―――ありがとうございます!」
立て続けに舞い込んだ幸運に、涙が出そうになる。
爽がよろこびを噛みしめていると、彼のもとに足音が近づいてきた。
「いたいた! 爽くん!」
やってきたのは、応援に来ていた亜美花たちだ。
彼らはまるで自分事のように笑顔を浮かべて、爽の近くに駆け寄った。
「お疲れ様です!」
「最後の泳ぎ、すごかったよ」
「まさに有終の美という感じでしたわ!」
千代と芯平、かばんから顔を出しているハッピーが、興奮した様子で言う。
「早くてかっこよかったよ」
続けて光希も声をかけてくる。
しかし、亜美花たちと違って、光希の表情はどこか曇っていた。
「―――ってわけで、光希を元気づけてやりたいんだよ」
大会の二日後。爽は光希以外のメンバーを引き連れて、商店街に向かっていた。
事情を聞いた亜美花が、これまでの光希の様子を思い出すようにして顎を手に当てる。
「確かに、最近落ち込んでる感じだったよね」
「でも、どうやって元気づけるつもりなんですか?」
「それはこれからわかるよ」
千代の問いに口角を上げると、爽は商店街の一角にあるケーキ屋の扉を開いた。からんころんとドアベルが鳴り、爽たちの来店を知らせる。すると、ガラス張りのショーケースをはさんだ店の奥から中年の女性が現れた。
「あら、爽くん! 待ってたわよ!」
ニコニコと彼らを出迎えたのはこのケーキ屋の店主だ。恰幅がよく気さくな人柄で、爽と仲がいい。もとは夫婦で経営していたケーキ屋だが、旦那が亡くなってから一人で切り盛りしている。こじんまりとした建物は洋風で可愛らしく、ケーキも絶品だと評判だ。
「おばちゃん、今日はよろしくな!」
「えぇ、じゃあ、さっそくだけどお願いできるかしら? 裏に回ってちょうだい」
爽たちは彼女に連れられて店舗の裏側に回った。
この建物は店舗兼住宅となっており、裏側には狭いながらも庭が広がっていた。しかし、雑草が生えたままで、ややみすぼらしい印象を受ける。
「いやあ、本当に助かるわ。私ひとりになってから手入れをする時間がなくって。あ、ここに軍手があるから、もしよければ使ってちょうだい。終わったら裏口から声をかけてね」
店主はそう言うと、にこやかな顔で店へ戻って行った。
「あの、先輩。これはいったい……?」
状況がわからないようで、千代が首を傾げる。
「お前たち、ここのシュークリームは食ったことあるか?」
爽の質問に、亜美花たちはこくりとうなずく。
「甘さがちょうど良くておいしいよね」
「おう、俺も昔から大好きでさ。光希にあげたら元気が出るかと思って。でも、買って渡すだけだと寂しいだろ。だから、レシピを教えてもらって手作りしたかったんだよ。そこで、おばちゃんにレシピを教えてくれって頼んだんだ。そしたら、庭の草むしりをしてくれたら教えてあげるって言われたわけよ」
「そういうわけでしたのね」
「だからエプロン持参だったんだな」
亜美花のかばんの中から、ハッピーが顔を出す。芯平も納得した様子だ。
「みんな手伝ってくれるか?」
爽の言葉に、亜美花たちは笑顔でうなずいた。
約三十分後。
草むしりを終えて、爽は裏口の呼び鈴を押した。
それほど面積は無かったとはいえ、真夏の炎天下の中でやる草むしりは重労働だった。
みんな汗だくで、少し顔が火照っている。けれど、これも光希を元気づけるためだと思えば何てことない。
しばらく待っていると、裏口が開いて店主が顔を出した。
「お疲れ様! 草むしりは終わった?」
「おう、こんな感じで良いか?」
爽に促されて、店主は扉の隙間から庭を覗き見た。その瞬間にキラキラと目を輝かせる。
「まあまあ、充分すぎるくらいだわ! 本当にありがとねぇ。さぁ、こっちにおいで!」
店主は爽たちを裏口から招き入れ、一階にあるこじんまりとした休憩室のようなところに通した。小さな椅子の周りには四脚の折り畳み椅子が置いてある。
「今お茶を持ってくるわ。休憩したらシュークリームを作りましょ!」
店主の好意に甘えて、十五分ほど休憩をした亜美花たちは、エプロンに着替えてから厨房に向かった。
厨房の中央にはステンレス製の作業台が置かれ、壁際にガス台やシンク、大きな冷蔵庫やオーブンなどが置かれており、とても清潔感のある空間だった。売り場と厨房を仕切る壁にガラス窓がついており、店主が厨房にいても問題ない設計になっている。
爽たちが作業台の前に並ぶと、店主は正面に立ち、両手をポンと合わせた。
「よし、それじゃあまずは計量からね。その紙を見ながら、手分けしてやってごらん」
店主の言葉を聞いて、爽たちは作業台の上を見た。ハッピーも亜美花の肩口から覗く。
作業台には、すでに材料や道具、それから作り方の書いた用紙が準備されていた。
店主の言葉通り、みんなで計量に取りかかる。
牛乳に無塩バター、薄力粉や卵など。趣味でお菓子作りをする亜美花と千代は、てきぱきと計っていたが、爽と芯平の動きはどこか怖々としたものだ。
「よしよし。じゃあ男の子たちは薄力粉をふるいにかけて、女の子たちは先に他の材料を鍋に入れて火にかけようか」
「えーっと、これか」
爽はボウルと粉ふるいを手元に用意すると、その中に計った薄力粉を入れた。
「なあ、これどうやるんだ?」
「縁を叩くんだよ。ほら、こうやって」
店主が横から手を伸ばして、ボウルから少し浮かせた粉ふるいの縁を、トントンと軽く叩いてみせた。
「おぉ、なるほどな! ありがとう、おばちゃん!」
爽は店主の見本通りに薄力粉を地道にふるい始めた。簡単そうに見えて意外と手のかかる作業だ。
「俺もやるよ」
「おう、頼んだ!」
途中で芯平に交代したとき、爽が何気に後ろを見ると、亜美花たちは鍋を前に慣れた手つきで作業をしていた。鍋からは牛乳とバターのふくよかな香りが漂ってきている。
薄力粉をふるい終え、爽が沸騰した鍋の中に投入する。亜美花が火を止めて、すかさずゴムベラで中身をかき回した。
粉っぽさがなくなるまでかき混ぜた後、再び火にかけ、水分を飛ばしていく。
「よし、爽くん混ぜて!」
「はいよ!」
まとめた生地を亜美花がボウルに移すと、爽はゴムベラを受け取り、溶き卵と混ぜ合わせた。そうして出来上がった生地を袋に入れて、クッキングシート敷いた天板にしぼっていく。
余熱をしたオーブンに入れて、スイッチを押した爽たちは溜息をついた。
「結構大変なんだなぁ」
「あははっ、そうでしょう? でも、その先においしいものがあるのよ」
店主の言葉を聞いて、爽はふいに光希の顔を思い出す。
彼も、そんなふうに前向きになってくれるだろうか。
爽が見た光希の表情は、元気がないというより絶望や諦めに近かった。
何かの壁にぶつかって、期待を捨てているのではないかと感じたのだ。
頑張っていれば、いつか報われる。
それは綺麗ごとかもしれない。けれど、限界まで努力をしたほうが、後悔をしないということだけは自信を持って言えた。
あの言葉は後悔しないために、もう一度立ち上がるきっかけにはなるんじゃないかと爽は思っている。だから、光希にも諦めてほしくない。
「さあ、ぼーっとしてる時間はないわよ! 次はカスタードを作りましょう」
爽の思考を遮るように、店主が手を叩く。言い出しっぺの爽はカスタード作りを任され、他の三人は皿洗いを始めた。
計った材料を鍋に入れて、弱火にかけていく。その様子を亜美花とハッピーが横から覗き込んだ。
「爽くん、焦がさないでね?」
「怖いですわ。この人、絶対何かやらかす気がしますもの」
「大丈夫だって!」
爽が光希への思いを込めるように鍋をかき混ぜていると、入口のベルが鳴った。
「おばちゃーん! ケーキ取りに来たよ!」
「ちょっと行ってくるわね」
店主は扉を開けて売り場に向かった。ガラス窓からは、母と娘がうれしそうにケーキを選んでいる姿が見える。誰かの誕生日か何かだろうか。
店主は二人が選んだケーキを白い箱に丁寧に詰めると、笑顔で渡して見送った。
そして、店主が厨房に戻ってこようとしたその時。
「きゃあぁぁーっ!」
店の外から悲鳴が聞こえた。
爽たちが慌てて駆けつけると、先ほどの親子が店の前で尻もちをついていた。商店街の道の先を驚きの表情で見つめて、ふるふると震えている。
「どうしたんですか!?」
「い、いま急に強い風が吹いて……目を開けたらケーキが消えていたの!」
「あれ、お菓子泥棒だよ! 私見たもん!」
母親は何が起こったか分からない様子だったが、娘のほうは泣きそうな顔で、あっちに行ったと商店街の先を指をさしている。
「よしわかった! 俺たちが取り返してくるよ!」
「えっ、爽くん!?」
「おばちゃん、ちょっと行ってくる!」
呆気に取られている店主を置いて、爽たちは駆け出した。
商店街を抜け、住宅街に続く道に足を踏み入れる。すると、すぐに魔女たちの姿が目に入った。
案の定、先ほどの親子が買ったケーキの箱を持っている。
「こらぁ! ケーキを返しやがれ!」
「うわっ、いつの間に!」
「追いつくのが早すぎんだろうが!」
魔女とマリスは冷静そのものだ。しかし、おばけたちはここまで早く見つかると思わなかったらしく、何でと言わんばかりに顔をしかめている。
「みんな、変身ですわ!」
ハッピーが叫び、四人は胸元のペンダントをにぎった。
重なったかけ声がこだまして、足元から逆巻く風が彼らの姿を変えていく。
「この野郎! これでも食らえ!」
それぞれの色に身を包んだところで、ユウが手を振り上げた。
「スイーツロッド!」
道端の小石が勢いよく降り注ぐ。しかし、それを亜美花がマジカルリボンでバシバシと叩き落としていった。
「どうしよう、ケーキが崩れちゃうから無理に奪えないよ!」
「この先の十字路ではさみ撃ちにしよう! 俺は左に行く、ブルーは右、イエローは迂回して正面だ!」
「了解!」
芯平の作戦を聞いて、三人は分かれ道で散開していく。千代は爽と同じ右に曲がった。
「はっ、お前らの魂胆は見え見えなんだよ!」
「しゃらくせぇ! 今ここで片をつけてやる!」
爽たちの行動を見て、魔女たちも四人のもとに散らばって行く。
亜美花のもとにはマリス、芯平のもとには魔女、そして爽たちのもとにはおばけが現れた。
「ほーら、泣き喚け!」
おばけは引き続き、爽たちに向かって小石を投げつけてくる。
「あてててっ!」
「もーっ、こらじゃ埒が明かないですよ!」
二人は頭を守りながら走り続ける。
追う立場が一転、追われる立場になり、爽は頭を悩ませた。
爽はただでさえ変身時間が短い。早く取り返さないといけない。
何かないかと視線を彷徨わせていると、進行方向の空き地に目が止まった。工事の残骸だろうか。空き地の隅っこに、壊れかけた三角コーンがあった。その横には雨水の溜まったボロボロのバケツもある。
「よし、俺が隙を作る! 後は頼んだぞ!」
「了解です!」
爽は覚悟を決めて立ち止まると、二匹の間めがけて、三角コーンを思いきり投げつけた。
「うわぁぁっ!」
二匹は突如として飛んできた三角コーンに、表情を引きつらせた。二匹がひるんだ瞬間に、千代が飛び上がってケーキの箱を奪い取り、来た道を駆け抜けていく。
「あっ、待ちやがれ!」
彼女を追おうとするおばけたちに、爽がバケツの水を引っかけて目くらましをする。
「うぺぺっ、きったねぇ! 口に入ったぜ!」
「うぅ、目に染みる~!」
「悪いな、これに懲りたらもう盗みはやめろよ!」
二匹が困惑している間に、爽たちはその場を後にした。
「千代ちゃん、爽くん!」
「さすが、ケーキを取り返したんですのね!」
爽と千代は、ちょうど散開した分かれ道のところで、亜美花たちと落ち合うことが出来た。
千代が持っているケーキの箱を見て、みんながホッとした表情を見せる。
「お前ら、魔女たちのことは撒いて来たのか?」
「何とかね!」
亜美花はマリスにゴミ捨て場の網を引っかけ、芯平は魔女の操る影を近くにあった木に難解な結び方でくくって足止めしてきたという。
恐らくそれだけやり返されたら、今日の所は引き下がるだろう。
「あっ、戻って来た!」
爽たちが急いでケーキ屋に戻ると、先ほどの親子が店主と一緒に店の前で待っていた。千代の持っている箱を見て、少女は目をキラキラと輝かせている。
「はい、どうぞ」
「ごめんな、ちょっと形が崩れちゃってるかもしれねぇ……」
千代が少女に手渡す横で、爽はしょんぼりと肩をすくめた。
「ううん、全然いいの! お兄ちゃんお姉ちゃんが一生懸命取り返してくれたことがうれしいから、気にしないで!」
「本当にありがとうございました」
親子はケーキを受け取ると、笑顔で去って行った。
「よかったわ、無事に帰って来て。あなたたちが出払っている間に、シューが焼き上がったわよ。あとはカスタードを詰めるだけね」
店主が爽たちを温かく店に迎え入れる。
戦闘で体力を削られた爽たちだったが、一生懸命最後の工程に取り組み、不格好ながらも無事にシュークリームを作り上げたのだった。
「おばちゃん、教えてくれてありがとな!」
「いいのよ。またいらっしゃい!」
店主に礼を言って、光希の家に向かう。
すると、その途中で光希と行きあった。
「あっ、みんな!」
光希は慌てた様子で爽たちのもとに駆け寄った。だいぶ息が切れている。かなり走り回ったのだろう。
「ごめん! ペンダントが鳴ったから家を出たんだけど、全然おばけたちを見つけられなくて……」
「あぁ、光希の家からだと遠い位置だったからな。大丈夫、今回はお菓子を取り返したぜ」
爽の言葉に、光希は安堵の表情を浮かべる。
「ちょうどよかった。俺たち、光希にこれを届けに来たんだ」
爽は持ち手のついた白い箱を光希に渡した。亜美花に促されて、光希が箱を開ける。
中身を見た彼は目を輝かせた。
「わっ、シュークリーム?」
「俺たちで作ったんだ。ちょっと、形は悪いけどな」
手作りだということを聞いて、光希は驚きの声を上げた。
「おいしそうだね! でも、どうして……」
不思議そうな顔を向けられ、爽は少し照れくさくなって頬をかく。
「光希、何か悩んでることがあるんだろ? 表情が暗かったから心配でさ。言いづらいことなら、言わなくてもいいよ。ただ少しでも元気になってほしくて」
爽の言葉に、光希の目がわずかに潤む。
「―――ありがとう! よかったら一緒に食べよう!」
シュークリームの箱を抱きかかえた光希は、夕日に照らされて満開の笑顔を見せた。
「光希くん、元気になってよかったね」
亜美花の言葉に、三人はうんうんと感慨深そうにうなずく。
「同級生とも上手く行っているようで、安心しましたわ」
「そうだな!」
ハッピーはまるで子を見る親のような表情だ。
光希の家に上がってみんなでシュークリームを食べているとき、彼は今度男子の友だちと夏祭りに行く約束をしたと話してくれた。
心の底からうれしそうな光希を見て、思わず爽たちも自然と笑みがこぼれたのは言うまでもない。
通りすがった家の塀に、ちょうど夏祭りの案内が貼ってあった。毎年恒例の、神社で開催される納涼祭だ。
「それにしても、祭りのことなんて忙しくてすっかり忘れてたなぁ。俺たちも行くか?」
爽が言うと、みんながパッと顔を明るくした。
「いいですね。夕方以降なら部活もないですし」
「行こう行こう!」
「わたくし、お祭りだなんて初めてですわ!」
「楽しみだな」
亜美花たちは顔を見合わせて、わいわいと笑顔で話している。
その光景を見て、爽はこんな日が続けばいいなと思った。
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