暗殺者と魔術師見習いの出会い[短編]
雪月風
難易度高めの依頼
喧騒が絶えることがない大通りの隅を、荷車を引いた一人の男が歩いている。
体型は中肉中背で、特に目立ったところは無い。
服装も一般的な下働きが着ている粗末な物だ。
しかしそれが返って男の素性を表しているとも言える。
荷台には木箱に入ったジャガイモやキャベツなどが載っていて、かなりの重量がある。
それなのに男の手は綺麗なもので、とても力仕事をしているようには見えない。
しかも細い指の先にある爪は、短めに切りそろえられていて、手入れがよく行き届いていた。
ただ、そんな些細な事に気が付く者が居ないのも事実。
しばらくし、大きなお屋敷の前を通り過ぎた男が、道を確認もぜずに左に折れた。
薄暗い路地へと侵入し、最初の角を左に曲がる。
「よっこらしょっと。ふぅ~」
如何にも難儀そうに荷車の持ち手を地面に下ろしてから、腰の後ろに手を当てて背中を伸ばす。
そして汗を拭う振りをし、目を細めて辺りの様子を伺う。
大通りと違い、路地裏に人通りは無い。
男は3階建の大きな屋敷に視線を戻すと、何気ない足取りで勝手口へと近づいた。
「ノルベルトさ~ん。お野菜のお届けですよ~」
ここは領主の代理として街を治めている町長の屋敷だ。
間延びした声とは裏腹に、耳を澄ましている男が中の様子を探っている。
そして人の気配がないとみるや、袖口から一瞬にして取り出した細長い棒を使い。
ドアの中側に付いている留具をいとも簡単に外してしまう。
時間にして1秒もかかっていない。
そのままドアを開き、音も立てずに勝手口から中へと忍び込む。
明かりが消えた厨房。
油断なく室内の様子を伺う男が、首元に巻いてあった黒いスカーフで口と鼻を隠し行動を開始する。
先程までの、のんびりとした、やる気がなさそうな歩き方と違い、まるで猫のように俊敏で遅滞のない動きを見せている。
特別な靴を履いているのか足音を立てること無く、厨房の出口の脇にある壁に身を寄せ。
壁に背中を付けずに廊下の様子を伺う。
(ん?妙だな)
研ぎ澄まされた五感が、壁の裏側にある廊下だけでなく、一階にある部屋の中にも人が居ないと告げている。
今は昼食と夕食の、ちょうど中間にあたる時間で、男はその時間なら厨房に人が居る確率が低いと睨んでいた。
そして屋敷に無断で忍び込んでいる男にとって、住人が居ないことは好都合なはずである。
しかし男は嫌な予感を覚えていた。
前もって調べた情報では、下働きの人間が最低でも5人は居ると事が判明していた。
しかもここは町長の屋敷、常に人の出入りがある。
それなのに、今はまるで空き家のように静まり返っている。
明らかに異常であった。
実は依頼主からの要望で、日が暮れる前に忍び込む必要があったため、男は仕方なくこの時間を選んでいた。
任務は非常に困難なものと想像していただけに、妙な気分になってくる。
それでもいつの間にか取り出した、鋭利な刃を持つナイフを片手に、慎重に足を進める。
男と同業者であれば、気配を消すことなど造作もない事。
それにこの仕事は常に命がけである。
時には身内に裏切られて、死ぬことも。
しかし今日は、どのような幸運が舞い降りたのか、男は誰にも出会うことなく目的地へと到着する事が出来た。
3階の一番奥、もっとも豪華なドアが付いた部屋。
念のために、ドアに仕掛けが施されていないか確認してから、中へと侵入する。
呆れたことに鍵すら掛かっていない。
明らかに異常事態であった。
しかし部屋の中は荒らされた様子がなく、豪華なベッドは綺麗に整えられていて、主の帰りを待っている。
他にも、一流の絵画や調度品などが飾られているが、どれも手が付けられた様子はない。
つまり夜逃げをしたわけでも、夜盗に襲われたわけでもなく、ただ屋敷に住む全員が外出中ということになる。
「どうなってるんだ……全く」
初めて溢れた男の声は、鉄のように冷たく、それでいてどこか温もりが感じられる。
しかし依頼を引き受けた以上、実行しなければ命が危ない。
男は町長の寝室を素早く観察すると、不自然な位置にあるテーブルが置かれていることに気がついた。
壁を背に置かれたベッドの前、少し離れた所に四角いテーブルがあり、椅子が2脚、向かい合うように用意されている。
来客があるのか、テーブルの上には空のカップと、焼き菓子が乗せられた皿と、花瓶に入った花が置かれている。
しかも片方のカップには、透明な粉が入れられていた。
「なるほど、そう言うことか……」
男は冴え冴えとした声を残し跳躍すると、部屋を横切る梁の上に、音も立てずに飛び乗った。
立派な屋敷だけあって梁も太く、人一人が隠れるには十分な幅がある。
出窓から伸びる陽の光が、太陽とは反対の、西から東へと移動し、外が急速に暗くなり。
ようやくドアの向こうから物音が聞こえてきた。
眠るように静まり返っていた豪華な寝室の静寂が、木製のドアが開く音で破られる。
「あの~……本当にこちらで、お嬢様に勉強を教えるのですか?」
「いや~娘は甘えん坊でしての~~。儂から離れんのだよ」
まず最初に聞こえて来たのは、まだ若い美しい女性が発した澄んだ声だった。
振り返った初老の男性が持つランプの明かりが、丁寧に結い上げられたホワイトブラウンの髪を照らしだす。
娘の整った顔には品があり、貴族に見えなくもないが、どこか茶目っ気のある笑みを浮かべている。
それでも、いきなり寝室に通されたことに困惑している様子。
緑がかった瞳が、忙しなく左右に動いている。
一方、堂々と嘘をついた初老の男こそが、この屋敷の主、町長のグレコス・ノルベルトである。
この辺り一帯を治める侯爵家に連なる血筋らしいのだが、十代の頃から色々と問題を起こし、30歳にしてこの街へと飛ばされて来た。
なお、この男には妻も居なければ子供も居ない。
正確には3度ほど婚姻をしているのだが、その全てが1年以内に妻が屋敷を飛び出してしまい破綻していた。
「まぁ、おいくつですの?本当に私なんかで教えられるのかしら?」
「勿論、何も問題ありゃせんよ。ささ、今、火をつけるでな。そこに座って待っておれ」
現在は年齢が50代半ばを過ぎているのに、働きもせず、飽食の限りを尽くしているため、自分では洋服が着れないほどに太ってしまっている。
だから照明用のロウソクに火を移したり、暖炉に火をくべるのも一苦労である。
それでも誰が火を灯そうとも、燃え上がった炎は仕事をするもの。
贅の限りを尽くした調度品の数々が輝き始める。
そして気配を消し、梁の上に身を潜めている男からも、椅子に座る若い女性の姿がハッキリと見えるようになった。
しかも娘の所属までが判明し、思わず息を飲みそうになる。
若くて美しい女性が身に纏う服は、とても質素なものである。
肩には丈の短い青いケープを羽織り、飾りっ気の無い水色のスカートが踝まであり、女性の足を隠している。
それはこの国で一番の有名なマレクトリア魔術学園の制服であった。
その美しい姿を改めて目にした、醜くたるんだ顔にいやらしい笑みが浮かぶ。
グレコスの身長はその娘よりも低く、ビア樽の様な体型をしているが、それでも金色の刺繍に彩られた赤い上着や、太い指を彩る宝石の数々が、男の威厳をどうにかこうにか保っている。
そしてそんな男がイソイソと、壁際の棚に置いてあったワインボルトを手に、娘が待つテーブルに戻る。
「あの~~、これから勉強を教えるのに、お酒はちょっと……」
「良いではないか。娘が来るまでにはまだ時間がある。ほれ、少しだけでよいから、儂に付き合え」
そう言い、嬉しそうに栓を抜いた男が、透明な粉が入っている方のカップへ、少量のワインを注いだ。
そして自分が持ったカップには赤い液体を並々と注ぐ。
「そうですね。これぐらいなら、酔わないですよね?」
「あたりまえであろう。ささっ、娘が来る前に全て飲んでしまいなさい」
「では、いただきます」
そう言い、若い娘は疑いもせずに薬が入ったワインを飲み干してしまった。
欲情に燃えた目と、氷の様な目が細められる。
そして娘が空になったカップをテーブルに置こうとした時。
見事な彫刻が施された銀のカップが、その白い手から離れ、テーブルに当てってから床へと落ち、甲高い音を立てて転がった。
「えっ、なんで……」
ふるふると震える自分の白い指先を見て、娘の緑がかった瞳が驚きに大きく開かれる。
しかも娘の手が、カップを手放した位置から動いていない。
「ふふふふ、凄いじゃろ?吸血蜘蛛の毒は」
「いや、何をするの……離して!」
その動けなくなった手をブヨブヨと太った手に握られ、娘は拒絶の声を出すが、男の手を払うことも、椅子から立ち上がることも出来ない。
その若く整った顔に絶望の色が浮かぶ。
吸血蜘蛛の存在は有名で、小さな体をしているのに、牛などの大型獣を毒で動けなくしてから、数日間にわたり生き血を吸う事で知られている。
一方、正体を隠すことを止めた町長は、舌なめずりをしながら下卑た笑みを浮かべ。
刺繍に縁取られた青いケープの下に隠れている、女性ならではの膨らみを眺めていた。
しかもまるで恋人同士のように、出されたままとなっている白くて細い手を両手に挟み込み。
若い娘ならではの、キメの細かな肌触りを楽しんでいる。
「この毒が凄いところはな、獲物の手足を動けなくするのに息が出来るところなんじゃ。だからこうやって」
そしておもむろに、スベスベとした手の甲を撫でていた手を袖口へ滑り込ませ、長袖に隠れている柔らかな二の腕を掴んだ。
もう少し手を伸ばせば胸の膨らみに届くというのに、わざと脇の下で止めている。
「イヤーーーーーー、止めてーーーー!変態!!!」
「そう、その声だよ!儂が聞きたかったのは」
この男の趣味、それは若い女を犯すことだった。
最初に身体だけを神経毒で動けなくし、抵抗が出来ないようにしてから、じっくりと時間を掛けて
そして何よりも、その時に上がる、若い娘の絶叫が大の好物であった。
だから邪魔をされないように、わざわざ使用人達を遠ざけてから犯行に及んでいる。
それにこの凶行は一晩では終わらない。
それこそ男が飽きるまで続くのだ。
力が入らなくなった娘の身体を、ぶよぶよに太った男が嬉しそうに抱きかかえ。
引きずるようにして、豪華なベッドまで連れて行く。
「キャーーー!誰かーーー出すけてーーーーーーーー!!!!!」
力の限り叫んだ娘の絶叫が、立派な屋敷の壁に当たり、反射して虚しく響き渡る。
「よいよい。もっと声を出しても構わんぞ。この屋敷には誰もおらんからな」
まるで王様のように横柄な態度で告げた男が、娘の華奢な体をベッドの上に放り投げた。
水色のスカートが捲れ上がり、真っ白な足が顕になる。
しかし娘にはスカートを直すことも、この場から逃げることも出来ない。
「お願い……止めて……、どうして私を選んだの……」
溢れ出す涙を拭うことも出来ず、イヤイヤと顔をわずかに横に振る。
それだけが娘に出来る、最後の抵抗であった。
「それはお主が世間知らずで、可憐な娘だったからよ。どうせまだ処女なのであろう?ぐぅへへへへ」
まるで獲物を狙うヒキガエルのように、ベッドに上がった町長が、娘の細い身体の上に伸し掛かった。
そして十分に娘の引きつった顔を楽しんでから、娘のシャツの合わせ目を手でつかみ、思いっきり左右に引き裂いた。
何かを恐れているのか、傍若無人な振る舞いをしていた町長が動けないでいる。
額ににじみ出た汗が、脂ぎった頬を伝う。
「十分に楽しんだだろ?次はアンタが悲鳴を上げる番だ」
町長の顔と太さが変わらない首に押し当てられている、湾曲したナイフの刃を紅い雫が伝い落ち。
白くてまろやかな乳房の上で弾けて広がる。
「ヒィ~ッ……」
引きつった悲鳴を上げたのは、綺麗な娘の方であった。
「な、何じゃ……キサマは……、金が欲しければくれてやる。だが儂を殺したら金の在り処がわからんぞ」
そして以外にも、町長は冷静でいた。
今も背後の様子を伺い、反撃にでるタイミングを見計らっているようだ。
「それはご親切にどうも。なら、さっさと案内しな」
平坦で冷たい声を出し、侵入者の手が無造作に上がった。
なんの抵抗もなく、町長の耳が切り離されて宙を舞う。
「ひぃ~~~、お、お願いだ……。命だけは、命だけは取らないでくれ」
慌てて耳を押さてた手の隙間から、鮮血が溢れ出す。
あまりに凄惨な状況を目にしてしまい、惨劇を免れたかもしれない娘は、声を出せずに居る。
「だったら早くそこから下りて、案内するんだな」
そう言い、侵入者は町長の大きな尻を蹴ると、今度は鋭利なナイフの先端を、男の太った背中に押し当てた。
厚い生地で出来た上着を安々と通り、その尖った先端が脂肪に覆われた肉へと潜り込む。
普通であったならば激痛にのたうち回るところだが、そのナイフの刃があまりにも鋭利なため、意外な程、町長は痛みを感じていなかった。
しかし耳があったところから溢れ出す、ドロドロとした熱い液体が恐怖心を駆り立てる。
「分かった。分かったから、これ以上は止めてくれ……」
そう言い町長は、ナイフがそれ以上、背中に潜り込まないようにと、慎重に四つん這いになると。
まるで豚のように這ってベッドから下り、そのままの体勢で部屋から出ていった。
その後ろを歩く謎の男は、まるで影のように静かだ。
そして一人取り残された娘は、何が起きたのか分からないまま、身動き一つ出来ず。
ただベッドの上に横たわっていることしか出来なかった。
しばらく経ってから、屋敷に響き渡った絶叫に、耳を塞ぐ事すら出来ないまま……。
数日後。
町長の屋敷に忍び込み、殺人を犯した男は、酒場でお酒を飲んでいた。
つまらなそうに汚れたテーブルに頬杖を付き、グラスに入った茶色い液体を回して眺めている。
男の名前はグレイス。
しがない暗殺者の一人である。
依頼を受けた当初、彼は面倒で厄介な仕事だと思っていたのだが、蓋を開けたらこれまでで一番簡単な仕事であった。
しかも大金までが転がり込んできた。
おかげで仕事もせずに、当分は遊んで暮らせそうである。
「はぁっ……」
そして何度目かになる溜息を吐き、アルコールが強いだけの茶色い液体を喉に流し込む。
「あっ、やっと見つけました」
するとどこかで聞いた事がある声が、酒場の入口の方から聞こえてきた。
しかし自分のことではないだろうと、空になったグラスを持ち上げ、給仕の娘におかわりを要求する。
トコトコと軽い足音が、男が座るテーブルまで近づいてくる。
そして、
「何で無視するんですか?!」
酔った頭に響く高い声に、眉間にシワを寄せ、男は不機嫌に娘を睨んだ。
「ああん?誰、アンタ……」
ホワイトブラウンの髪を丁寧に結い上げ、青い制服に身を包んだ綺麗な娘。
確かに彼が知っている相手だが、向こうは彼を知らないはず。
だから、白を切った。
「私のことを助けておいて、もう忘れたてしまったんですか?」
「さぁ、何のことだか。迷惑だから、あっち行ってくれ」
酒臭い顔を覗き込む白い顔を、男は手を振って遠ざけた。
彼は今、あの町長を始末した後、身動きが取れない娘に解毒剤をやった事を後悔している。
毒の効果は一週間。誰にも発見されなければ餓死する。
それに娘は気が付いていないようだが、あまりにも大きな声を出したせいで、酒場にいる客の視線が二人に集まっていた。
しかもここは、盗賊ギルドが運営する酒場。
表向きはただの酒場ということになっているが、裏の仕事を受け付る場所でもある。
そんな所に、由緒正しき名門、マレクトリア魔術学園の生徒が来ていい訳がない。
「白を切っても無駄ですよ。ここに証拠がありますから」
自慢気に、娘がテーブルに置いた羊皮紙には、なんと彼の顔が描かれていた。
口元は黒い布で隠されているが、寸分違わずに描かれている髪型や目元は、紛れもなく彼のモノである。
「まさかお前、転写の魔法を使ったのか……」
その魔法は、術者が見て記憶した光景を羊皮紙に写し取る魔法であった。
その証拠に、彼の顔だけでなく、背後にあった調度品までが鮮明に描かれている。
「それで何のようだ?金ならやらねーぞ」
「そんな物……欲しいですけれど……、私とパーティーを組んで欲しいんです!」
「はっあ?お前、魔術師になるんだろ。冒険者になってどうする」
魔術師というのは、国家に仕える職種の中で最上位に位置する。
それに引き換え、冒険者はならず者の集まりであった。
そしてそもそも彼は、冒険者ですらない。ただの暗殺者だ。
金を貰えば、相手が誰であろうと殺す。
そしてあの町長は、とある富豪の娘を拐かし犯した。
しかも行為に興奮しすぎて、乳首を……。
その後、人生を悲観した娘は自害してしまった。
だからその両親が大金を積み、犯人に同じ目を合わせてから殺して欲しいと依頼したのだ。
しかも女性を襲う寸前、最高に昂ぶった状態から、一気に地獄へと叩き落として欲しいと。
しかし相手が相手とあり、中々依頼を受ける暗殺者が現れず。
結局、ギルドに弱みを握られている、凄腕の彼に押し付けられたのだった。
何しろあの町長は、この辺一帯を治める侯爵家の血縁なのである。
もしも殺害したことが発覚すれば、死ぬだけでは済まされない。
それなのに……。
「それが……卒業試験に落ちてしまったんです……。実家のお店は潰れてしまいましたし……」
マレクトリア魔術学園が名門でいられるのは、その試験の厳しさゆえであった。
入学試験の倍率は100倍以上もあり、卒業が出来るのは生徒の一割にも満たないという。
しかし卒業することが出来れば、一生、優雅な暮らしが約束される。
娘の名前はサラティエ。
とある商家に生まれた才女。
類まれなる才能を持ちながら、仕送りが途絶えた彼女には、学費を稼ぐため仕事に励むしかなく。
結果、試験勉強が出来ずに落第してしまったのだ。
何とも哀れな話だが、男には関係ない。
しかし証拠の羊皮紙を奪ったとしても、彼女の記憶が薄まらない限り、証拠をもみ消すことは出来ない。
「いいぜ、ただしオッパ……」
バチン!
小気味いい音とともに、男の言葉は遮られるのだった。
これがAランク冒険者、グレイスとサラティエの出会いである。
この後も、弱みを握られた男は、綺麗な娘の尻に敷かれながら、仕方なく冒険者を続ける事になるのだが……。
~ おしまい ~
暗殺者と魔術師見習いの出会い[短編] 雪月風 @setugetufuu
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