第弐問

「楠ノ木さん、あの……」


「20分の遅刻ですよ、わかっていますか岡部君」


「ごめんなさい……」


「では第問は岡部君から出題してください」


「えぇっと」


「できませんか?」


「なぜ僕は遅刻をしてしまったのでしょうか? お答え下さい」


「昨夜は緊張からかあまり寝られず、ごろごろと過ごしようやくとこについたのが朝方だったからです」


「え、ピンポイントに当て……とにかくすいませんでした。お許しを」


「これでマイナス40ポイントになりましたね」


「あとからのぺナルティが怖い」


「別に遅刻くらいどうだっていいのです。さあ行きましょう岡部君!」


「楠ノ木さん、何かテンションがいつもと違くない?」


「こういうところはあまり来たことがないので」


「また意外だね」


「ではこちらから第弐問です。私が始めに行きたいアトラクションは何でしょうか? 素早くお答えください。ヒントはジェットが頭につきます!」


「コースター確定! ……まあ、楠ノ木さんが楽しそうだしいいかな」


「今何か言いましたか? さあ岡部君いきますよー!」


「待ってって。そんなに急がないでよ!」

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