恐怖のマンガ本

「よし!読み始めよう!」ぼくはヒカル。今から、さっき買ったホラーマンガを読むんだ。最初のページをめくると、主人公がでてきた。そこにはこう書いてあった。『ぼくはヒカル。今から、さっき買ったホラーマンガを読むんだ。』え?今ぼくが言った事と同じ!?恐る恐る主人公の顔を見ると、そこには、黒く短いかみの毛で、青いTシャツを着て、一重まぶたの少年の顔…いや、”ぼく”の顔だった。こんなマンガ気持ち悪い。早く捨ててしまおう。そう思ったが、マンガの続きが気になって、ぼくはマンガを読み続けた。


ストーリーはクライマックスで、主人公のヒカルが包丁を持った男におそわれているシーンだった。ぼくがふと後ろを見ると、あやしい空気がただよっているようだった。マンガのヒカルが包丁を持った男に殺されるのと同時に、ぼくの意しきはなくなっていった。

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