閉鎖的で鬱屈とした雰囲気なのに、なんだかとんでもない美しさを感じてしまいました。
たくさんの命を消費して生み出される絹、犠牲の上にある煌びやかなもの。創作の中に限った話ですが、そういうものにとても惹かれます。
野生で生きていけない蚕に、纏足を思い出したりもしました。
不自由や不合理を生々しく表した言葉の一つ一つが本当に素敵で、とても私好みでした(*'ω'*)
素敵な小説をありがとうございました!
作者からの返信
十余一さま
うわー嬉しいです。
内容も、表現方法も、自分の書くものとしてはだいぶ冒険していて、こういった作品をWeb小説サイトに投稿するのって勇気がいるな……と実感していたので。(個人の感想です(笑))
こうして読んで頂けて、味わっていただけて、感想までもらえるって本当に恵まれているなあとしみじみ思いました。
本当に、ありがとうございました!
飼う、飼われるの関係がなんとも生々しくて良かったです。
また、「夫や義理の両親に飼われ」と表現せざるをえない、閉鎖的な田舎の村を想像できました。
今ではこういった関係性はなくなって来たのでしょうけど、こんどは関係性が希薄なことが問題になったりもしているので、難しいものですねえ。
作者からの返信
月井忠様
お読みいただき、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、大分昔の養蚕農家の想定で書きました。
贅沢品とは手間がかかっているもの、ともいえるのでしょうが、かけられた時間にお金を払っているのかもしれないな、と思ったことを、今回のお題で思い出して書いてみました。
出来上がりは思ったより女性の鬱憤が前面に出てしまいましたが……。
ありがとうございました!
成る程!繊維の女王絹(シルク)の元である蚕を育てる家に嫁いだのですね!これはある種の玉の輿😁繊維にこだわる人であれば羨ましいでしょうね。
蚕の繭小さいですし、これが糸になって布になるまで工程は大変です。2600も繭が必要なんて凄いですねぇ。これもまた時を紡いで出来る物です。価値が高いのが納得。
まさか蚕の作品が来るとは!これだからお題作品は面白い😊ありがとうございます♪遊んで下さり感謝です🙇🏻♂️
作者からの返信
fuusora様
とても詩的で素敵なお題をありがとうございます。
そんなお題なのに、紡ぐ→糸、という連想ゲーム的発想から逃れられなかったことをお許しください(笑)
そして玉の輿も……何の日のミッションを、投稿直前まで失念しておりました。無理やり感があってすいません。
とにかく、考えるのが楽しかったです。ありがとうございました!
実家が養蚕農家だったので、蚕時雨、よく分かります。
小さな蚕も集団になると、桑食いの雨を降らせますね。
静かな、けれど、内に昂りを秘めた佳品だと思います。
作者からの返信
上月くるを様
何とご実家が!
養蚕について、伝聞でしか知らない人間が書いてしまって、トンデモな内容になっていないといいなあと少し冷や汗が……。
とても優しいお言葉、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。