第5話
「何を言っているかわかりません」
ここまで長山さんをキレさせるなんて、足助はどういうつもり?
「私の妻の仕事を手伝うほど余裕はないはずなのに、手伝っていました。しかし、妻が結局長山さんの仕事が山積みになるのを手伝ってたようで。これじゃ無意味です。会社のことくらい小暮くんはわかります。だから任せて下さい」
「君は、なにもわかっていない。小暮くんにそんなに期待しないで頂きたい」
「決めつけないで下さい。小暮くんは、事務員とよく連携をとるように。そして、納期を守れるような日程を組むこと。いいよね?」
「わかった…」
長山さんは、足助によって事務員を外された。そして、俺がなぜか手伝わされることに?
「じゃあ、小暮くん。今から打ち合わせね。長山さんは、
勝手なこと言って足助は出て行く。長山さんは残された。
「…小暮くん、君が一応やってもらうことになるが、もしものことがあればあの社長を、
「…そんなことできます?」
「あの社長は、彼のような傲慢な人間は嫌いだろ」
それは、もともといた社長のことだ。傲慢な社長だが…。それを言い残し、長山さんは出て行った。
「小暮さん。よろしくお願いします。早速ですが…」
この人ら、やる気満々のようで。長山さんとの差が激しい。
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