第3話

足助のせいで、現在受けてる仕事全てのリストを見なくてはいけなくなった。しかも、足助はすぐ出て行って長山と2人きりとか。最悪。


いつも、長山さんが配布する資料通りに撮影してたわけだけども…先の予定まで結構入ってんのか。知らなかった。しかし、これスケジューリングできてなくて、ぎりぎりになりそうな雰囲気。


「長山さん、こんなに仕事こなせませんよね?モデルいないし、スタッフ少ないし。今後の仕事、もっと考えたほうがいいんじゃないですか?」


「そんなことでは、取引先がどう思う?君の独断と偏見で決められるはずない」


「なら、これ撮影する側になって下さいよ。長山さん、白河しらかわさん異動してからほぼ撮ってないじゃないですか」


「それは事務員がいないからだ」


「白河さんがいたときのまま引き受けたって、無理ですよ。ギリギリになるのが目に見えてる。そんで、白河さんに手伝ってもらうわけにもいかない。はーまじつめすぎー」


うんざりだ。こんなに入ってるなんて聞いてない!いつも、突然仕事が湧いてくると思ってた…。

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