私達のナイトショー。
カルア
第1話 向かう先
私達は普通に家を出て、普通に学校に行き、普通に家に帰って、普通に夜を過ごしてた。
そんな"普通"が"変わる"なんて思いもしなかった。
「おーい秋紀!!」
「あっ水琴、おはよう」
私は楓秋紀(カエデアキ)。紅葉岡学園中等部の2年生。
そして今隣りにいるのが天海水琴(アマミミコト)。
同じく紅葉岡学園中等部の2年生。
「そーいえば秋紀今日時間ある?」
「うん、あるけどどうしたの?」
「今日先生達会議で午前授業じゃん?だから遊びに行かない?」
あっ。そうだった、最近は忙しくて忘れていた。
「うん、いいよ。どこ行く?」
「最近できたさ、ハッピーランドっていう遊園地行かない?」
ハッピーランド。最近そんな所できてたんだ。
「いいね、行こっか!!」
そう思いながら二人が登校する。
午後になり二人は遊園地へと足を進めていた。
「最近できたって珍しいね。ここってほとんど紅葉の木しかないのに…」
疑問をもってる秋紀に対して水琴が言う。
「確かにそうだね。でも、もしかしたら紅葉の木を利用していい雰囲気の遊園地かも!!」
「確かに!楽しみだな。遊園地なんて何年ぶりだろ」
と会話を弾ませながら遊園地へと進む。
このあと恐ろしいことに巻き込まれると知らずに…
私達のナイトショー。 カルア @karua_0905
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