第2話

1年3組の猪塚君はまた、あたしに話しかけてくる。

何で、あたしなんかに?


あたしは、幼馴染みを避けるようになっていた。

「待ってよ」

「ごめん、猪塚君」


猪塚君が、あたしのことが好きなのはわかっている。

だから、振られても諦められないんだよね?

だけど、純粋な恋愛はできないんだ。


昨日まで仲良くしていても、いじめられるのがこわくて、幼馴染みを避けるようになる。


あたしは、片思いなんだ。

猪塚君があたしを好きでも、あたしはどうしてもそんな対象には見れなかった。


あたしの好きな牛縞君は市江ちゃんが好きだし、いちえちゃんも大好きだから、アプローチしている。


もう一人の好きな人である寅野君はあたしの親友が好きで、市江ちゃんがいじわるをしてくるようになる。


どうして、恋はうまくいかないの?

なぜ、あんなに仲良かった幼馴染みなのに、疎遠になってしまうの?

あの笑い合った日々は何だったの?

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