第2話

泣きながら向かった先は、1年4組の犬山君の家だった。

犬山君とは、小学校3年生の頃から仲良しな幼馴染み。


あたしは、誰を信じていいのかわからない状況だった。

だけど、犬山君はあたしの弱みを見せることができる存在だった。

表面は明るくて、元気でも、泣きたい時は犬山君の前でよく泣いたことがあった。

小学校3年生までのあたしは泣き虫で、転んだだけでも泣くような子だった。

だけど、犬山君と出会ってから、あたしは人前で泣かないようにした。


あたしは、犬山君に相談することにした。


だけど、あたしはいじわるグループにより、4組の犬山君、小学校2年生の頃から仲良しな1年5組の幼馴染みの鳥飛君にも、裏切られた。

あたしのことをグループに報告した元凶と知る。


この学校にあたしの味方がいない。

そう絶望した。


だけど、救いの手はあった。

「同じ高校に進学しよう」

そう声をかけてくれたのは、小学校1年生から仲良しの幼馴染みである猿川君と、あたしのいとこだった。


あたしはその声を頼りに、三人で同じ高校の未来を目指した。

そう、4人グループのいない未来へ。

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