第2話
泣きながら向かった先は、1年4組の犬山君の家だった。
犬山君とは、小学校3年生の頃から仲良しな幼馴染み。
あたしは、誰を信じていいのかわからない状況だった。
だけど、犬山君はあたしの弱みを見せることができる存在だった。
表面は明るくて、元気でも、泣きたい時は犬山君の前でよく泣いたことがあった。
小学校3年生までのあたしは泣き虫で、転んだだけでも泣くような子だった。
だけど、犬山君と出会ってから、あたしは人前で泣かないようにした。
あたしは、犬山君に相談することにした。
だけど、あたしはいじわるグループにより、4組の犬山君、小学校2年生の頃から仲良しな1年5組の幼馴染みの鳥飛君にも、裏切られた。
あたしのことをグループに報告した元凶と知る。
この学校にあたしの味方がいない。
そう絶望した。
だけど、救いの手はあった。
「同じ高校に進学しよう」
そう声をかけてくれたのは、小学校1年生から仲良しの幼馴染みである猿川君と、あたしのいとこだった。
あたしはその声を頼りに、三人で同じ高校の未来を目指した。
そう、4人グループのいない未来へ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます