今は立ち止まっている。(良い意味で。)

私、どうやら、静かに消えたい。



ラジオで、死生観について聴き、

そこで私は考えたのだ。


私がいずれ消える時は

誰にも気づかれず消えたい。


泣いてほしくないのだ。

誰にも。


(泣いてもらえない事実を知るのが怖い、

というのも、ある。たぶん。)



ただ、

5年か6年に一度くらい


「そういえば、あのこ、今どこにいるのかな」、

「あのひとと、これ、食べたなあ」、

「あいつ、この季節が好きだったな」


なんて、


10秒だけ

この世界の、1人だけにでも

思ってもらえたら最高だ。

生死を考えずに。冥福なんて祈らないで。

そして、10秒たったらまた次の5年後が来るまで、忘れてもらって良いのだ。



なんて、考えるけれど


そのような生活にはなれない

選ぶ気もない


ただ

ふと頭をよぎる


いつでも

歩き始めて

歩いて

歩いて

自分の場所を選べるように


心と体を

いつでも動かせるようにしておきたい


動いてる。動くようになった。上々だ。



今は立ち止まっている。

だけど、これも、私が選んだので、

大切な場所。

今日も帰るよ。


今は、ね。

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