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2024年4月6日 22:00
本編とはあまり関係ないのですが、この事件の頃は睡眠薬はバルビツール酸系がまだ多かったんでしょうか?最近の睡眠薬では死に至らない、との話を聞いたことがあり、それを改めてググったところ、確かに昔の睡眠薬と現在は違うようなんですが、どれぐらいで変わったのかは、簡単にはわからないというわけでして。気になりました。
作者からの返信
コメントありがとうございました。こちらで事前に調べたところでは、睡眠薬自殺は昭和25(1950)年頃から急増し、昭和33(1958)年をピークとして、その後急速に減少しました。当初はアドルムなどのバルビツール酸系が多かったようですが、バルビツール酸系の依存性や致死性は早くから知られていたためすぐに規制が入り、昭和30(1955)年にはブロバリンなどのブロムワレリル尿素系が使用薬物の大部分を占めるようになったそうです。その後、市販薬の生産量の減少や販売規制があり、睡眠薬自殺が減少していきました(典拠:「日本における1950-60年代の催眠剤による自殺とアクセス制限の関連」日本セーフティプロモーション学会誌,12,2019など)。一方、ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系は同時期に不正使用が増加しましたが、こちらは濫用目的で、自殺目的ではなかったようです。
本編とはあまり関係ないのですが、この事件の頃は睡眠薬はバルビツール酸系がまだ多かったんでしょうか?
最近の睡眠薬では死に至らない、との話を聞いたことがあり、それを改めてググったところ、確かに昔の睡眠薬と現在は違うようなんですが、どれぐらいで変わったのかは、簡単にはわからないというわけでして。
気になりました。
作者からの返信
コメントありがとうございました。
こちらで事前に調べたところでは、睡眠薬自殺は昭和25(1950)年頃から急増し、昭和33(1958)年をピークとして、その後急速に減少しました。当初はアドルムなどのバルビツール酸系が多かったようですが、バルビツール酸系の依存性や致死性は早くから知られていたためすぐに規制が入り、昭和30(1955)年にはブロバリンなどのブロムワレリル尿素系が使用薬物の大部分を占めるようになったそうです。
その後、市販薬の生産量の減少や販売規制があり、睡眠薬自殺が減少していきました(典拠:「日本における1950-60年代の催眠剤による自殺とアクセス制限の関連」日本セーフティプロモーション学会誌,12,2019など)。
一方、ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系は同時期に不正使用が増加しましたが、こちらは濫用目的で、自殺目的ではなかったようです。