記憶

初めて彼女ができたと思ってた18歳。


付き合ってるから、一緒に帰る。電話する。メールする。

特に用もなく、面白い話があるわけではなく、好きだからできる限り同じ時間を共有したくてまとわりつく。案の定、私の1か月後は悲しみに満ちていた。


彼女の感情に気づかず。あっさりと振られた。

情けなくて、悲しくて、でも、大好きで。


時は流れて10数年


人並みの女性経験を踏んで、愛する妻に出会い、結婚も果たした私の前に

その時の感情をほうふつとさせる女性に出会う。

29歳の時だった。


結婚生活から4年後。

33歳で彼女と出会った。

年上の38歳、大人な猫のような既婚の女性。


私はこの誤った感情を自覚しながらも、

正当化したい欲望にかられ、願わくば、幸福が継続する関係を望んだ。


出会って7年目、41歳の1月。


私は、婚外恋愛のゴールを考えるようになった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

婚外恋愛 @yuuuuuuuuuuuuuuuuuuuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ