36条
(今)公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。
(仮)公務員による拷問及び残虐な刑罰は、禁止する。
今回はかる~くいきましょう。
この条文は見ての通り、拷問の禁止に関する条文なのですが、「絶対に」禁止していたのが、「絶対ではないけれど」禁止になっているのです。
僕はきれいな(?)心の持ち主なのでわかりませんが、恐らく何らかの意図をもって削除したと思われます。
ここからは補足。
軍人は公務員なのか、ということが一番の論点となります。
先ず、現在、自衛官は職業軍人とされ、れっきとした公務員と認定されます。しかし、それは志願制であるから。もしこの改憲案が可決された場合には、日本に国防軍ができます。今のところ兵役のことについて明記されていませんが、徴兵制となった場合には、軍人は公務員ではありません。
「絶対に」を消した話とは少しずれるかもしれませんが、その場合、軍人による拷問及び残虐な刑罰は違憲ではない、ということになりますね。
流石に、徴兵制になった場合は国民が猛反発すると思いますが…
僕の友達に、この間憲法改正のことを聞いてみたんですよ。特に9条の改正のことについて。でも、返ってきた返答は「知らん」でした。
そこで僕は、戦争が起こるとどうなるか、そして9条改正は戦争の引き金になりかねない、ということを力説しました。すると、今度は「別に戦争起こってもよくね?」と言ったんです。
え、と思いましたね。
僕は小学生のころから(実話です)憲法改正が怖くて、悪夢を見る時よりそのことを考えた時のほうが余程怖くなるぐらいでした。
なのに、その友達は「別によくね?」ですよ。
平和ボケの本当の怖さをその時初めて思い知りましたね。老人が「これだから今の若者は…」と言っているのはあまり皆真に受けていませんが、本当に、僕と同年代の若者はダメになってきています。
政治に興味を持っていない。
国の情報バイアスがかかったテレビの内容を真に受けている。
いや、もはやテレビさえも見ていない。
そういうことです。もう、この国はダメかもしれませんね。
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