14条

(今)全て国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、障害の有無、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。


  2華族その他の貴族の制度は、認めない。


  3栄誉、勲章その他の栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。


(仮)すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。


  ②華族その他の貴族の制度は、これを認めない。


  ③栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。




この改正案には、良い点が1つ(珍し!)と、悪い点・懸念点が1つあります。




先ず、良い点から。


これは、第1項に「障害の有無」を取り入れたことです。まあ、社会問題にもなっていますし、この改正案はいいとおもいます。




次に、悪い点。


こちらは、お馴染みの”なぜか消えている一文”ってやつですね。

「いかなる特権も伴わない」

という一文です。これは…気づきにくいですが、まあまあ問題だと思いますよ。つまり、この文が消えると、勲章を受けた人間(政府が選べます)にとてつもない特権が与えられても違憲ではなくなる、ということです。

例えば、政府の官僚に対して新設の勲章を与えて、受勲した人の任期を伸ばすことができる、とか。

まあ、一例に過ぎないのですが、これが違憲ではないとすると、例えば与党の議員だけに与えれば国会を占拠できるし、他にもいろいろできるわけです。…危険ですよね。


ここまでに沢山の例を挙げたと思いますが、これはお前の妄想じゃないか、と言われるかもしれません。はい。確かに僕の妄想です。これは僕ならこう悪用する、という例であって、必ずしもそうなるわけではありません。


しかし、これは覚えていてください。会見だと内容のないスピーチしか読みあげない官僚の、唯一にして最高の得意技は、「法律を悪用する」という技ですから。それ

は、何時の時代でも変わりません。



そうそう。Popbobってご存じですか?


マインクラフト、というゲーム史上初のチーター(チートを使う人)です。


その人が行ったのは、善意の改良コードに見せかけてサーバー主にハッキングコードを渡した、ということです。そして、彼はそのコードを悪用してサーバー(2b2tという有名なサーバーです)を荒らしました。


その時はサーバ―主が急いでコードを削除しましたが、憲法だとそうはいきません。


皆さんが気づかないよう、言葉の拡大解釈をしやすいような”コード”が改正案にも仕込まれているかもしれませんね。

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