第12話 初めての躾♡
更新遅くなり申し訳ありません!あまり前書きは好きじゃないのですが注意点があります。
今回は♡表現が多量に含まれております。
いじめの要素も強くなっていますので苦手な方は注意してお進み下さい。もし不快に感じるようであれば全力で逃げてください。
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カタカタと小刻みに震えるひなの愛おしさを身体で感じつつ、それでも尚ひなを意識的に無視しながらこれから行う『躾』に思いを馳せる。
『躾』ときいて真っ先に思い浮かぶのは痛みを伴ったもの。
端的に言えば純粋な暴力。
でも、ひなに手を上げるのは私にも勇気と相応の覚悟がいる。
……。
…だって絶対嫌われるんだもん、、
いくら優しすぎるひなだって、暴力を振るわれればきっと私の事を嫌いになる。
その時に、真正面から日南に『嫌い』って言われたら多分いや絶ッ対に立ち直れない。
ひなが私の事を好きになってくれないのはわかってる。でも、だからといって別に嫌われたいわけではないのだ。
大大大好きな人に進んで嫌われたいほど私の性癖はねじ曲がってはいない。ふつうに辛いし胸がぎゅぅってなる。
でもそれだけで済めばまだいい。一番怖いのはひなが私の腕の中から逃げ出すこと。
もし逃げ出されでもしたら。
私はきっと。
ひなを。
……
…
…だから、ひなに痛みを伴う『躾』をするのはもう少しひなが私に依存しだした頃がいい。
その日はそんなに遠くないと思う。ひなは思っている以上に私に拘ってる節がある。
痛めつけたらひなはどんな泣き顔を見せてくれるんだろう♡叩かれて、殴られて、『痛い』って泣いてるひなもぜっったいにかわいい…♡
考えるだけで頭が蕩けてしまいそう…。
だって震えてるひなもこんなにかわいいんだもん。私に怯えて泣くひなとか絶対絶対今よりもーっっと、かわいいはず。
でも今は少しだけ我慢…今は別の躾をしないと。
そして私の頭に浮かんだのは、『躾』というよりはただの行動。
ひなの小さな指先に包まれた私の手をひなの頬から自分のところに引き寄せる。
ゆっくりとただそれだけ。
この『行動』は他人では正しく理解できない。
でも、ひなならきっとこの意味が理解出来る。
あの日のことを思い出してくれた優しいひなならきっと。
そしてひなが、今から私のすることを理解できた時、それは何の変哲もない『行動』からひなへの『躾』へと様変わりする。
私は心の中で一呼吸おいて初めての『躾』にとりかかった。
予定通り手をひなの頬から離し、ひながその手を掴めるようにゆっくりと自分の方へと引き寄せる。まるで日南から怯えて逃げるように、ただゆっくりと。
私の手は先程より随分と緩く握られていたみたいでひなの指先は簡単に解けた。
俯きがちだったかわいい人が私の顔色を伺う。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔には絶望と諦念と悲しみと寂しさの色が浮かんでいて、それでも私が動いたことで無視をやめたと捉えたのか僅かに嬉しさと期待の色も浮かんでいた。
でも、それも長くは続かない。
今もぼろぼろと涙を零している大きな瞳が、ひなから逃げていく私の手を確かに捉えた。
途端、大きく揺れる瞳。
「…あ」
絶望に濡れたひなが紡いだ小さな音はひとことながらも立派な悲鳴だった。
顔に浮かぶのは、まるで死刑宣告をされたような深い深い絶望の色。
それだけで『躾』がうまくいったことを確信する。
「あっ。あっっ。あっ。、!!だめっっ!!やだっ!やだ!!!!!!!」
静かな部屋に響くひなの叫び声。それを無視して目すら合わせずに躾を続ける。
ひなは底抜けに優しいから、きっと『疎遠になった決定打』になってしまったこの行動がトラウマになってると思ったんだ。
だから再現した。
あの日の出来事を貴女が鮮明に思い出せるように。今の貴女を救った『私』を拒んだことを、拒絶したことをもう一度思い出せるように。
あの日、泣いてる貴女に愚かにも伸ばしてしまった手。
想いを告げて貴女の中で『親友』から『ナニカ』になった私にひどく怯えた貴女。
拒絶された手を必死に自分の元に引き寄せた惨めな私。
この動作の終着点は私と貴女の別れ。
あの日の別れの後に待ち受けていたのは5年間の空白と孤独。
私にとって絶望だったこの5年間の孤独は、ひなからしたら地獄の日々でもあるだろう。
だからあの日の行動をなぞることで想起させる。私がもう一度貴女から離れるかもしれないという想像と、もしかしたら地獄の日々がまた始まるんじゃないかという奥底に眠ってるはずの不安を。
あの日々がひなにとって辛いものであればあっただけ、それを救った私の存在は肥大化して見えているはず。だからこそ、この「躾」は癒えることのないその大きな傷口に効く。
「…まってッッ!さやちゃんっ…!!!ごめッ…!!!ごめんなさいッ!!!!!かんでごめんなさいッッ……!!!びっくりしちゃってごめんなさい!!!!!あ、あやまりますッッ!!!あやまりますからッッ!!!ごめんなさいっっ!!!」
必死に叫ぶひなは私の手を慌てて掴んで私に
かわいいねひな。
ひなはなんにも悪くないのに沢山謝って可哀想でとっっってもかわいい♡
まだ情けなくて可愛いひなを見てたいけど、ここらへんで止めとかないと。、
…あ、、でもまだ、もうちょっとだけ♡
「……ねぇ、日南???」
「ッ!!!さやちゃん!!さやちゃん!!!ごめんなさいっ!!!さやちゃん!!ごめんなさいッ!!!!」
私の声を聞いたひなは僅かに声を高くして、謝りながら私に抱きついて痛いくらいに締め上げる。
あーもう。ほんとにかわいいんだから…。
そんなに抱きしめなくてもひなから離れたりしないよ??
噛んだことも怒ってないし、私の手に怯えたのだってひなはなーんにもわるくないんだよ?
でも、躾をするのは所有者の、飼い主の義務だからしょうがないの…。意地悪な私を許してね。でも、優しいひななら許してくれるよね…???
「日南。日南は私のなんだっけ…??」
「わ、わたしは…さやちゃんの物で…しょゆーぶつです、、」
「そうだね……?私は日南を700万で買ったんだよ??????あなたは私の物。私はあなたの所有者。飼い主なの。わかるよね…???」
「は、はっい…、、」
ひなは私の様子がいつもと違うと気付いたのか、抱きしめている腕を遠慮がちに離して組み伏せていた私の上からどいた。ソファーの端っこに後ずさったひなを見て、私もゆっくりと身体を起こす。
「じゃぁ、飼い主を噛んじゃうのは駄目だってわかる??????飼い主に乱暴なことしちゃダメだよね??????」
「あ、あ、、、はひゅっっ、ご、ご、ごめ、ん、かんで、かんじゃ、て、、ごめ、んなさ、、い、、」
「私の日南は賢いもんね…??馬鹿じゃないんだから、そのくらいわかるよね……?私、馬鹿な子はちょっときらいだなぁ……」
きらい
その言葉に日南の身体がガタガタと大きく震えだす。
「…えぅ?き?えっ…??き、きら…い???き、らい???」
「うん。馬鹿な子は嫌い。でも、私の日南は馬鹿じゃないよね…??賢いもんね??」
「はっ、はっっ、、、はひゅっ…、、ぇ、きら、ぇ、、ぇ?ぇ?」
「ん?それとも私の日南は馬鹿なのかな????」
その問いかけに、一層ひなの身体の震えが大きくなる。
「ぇっえっ??ち、、あ、ちがっっ???ひなみ、ばかっ?じゃ、、ない、よ……?ひ、な、かしこい、よ???ひな、ばかじゃない、、よ????だから、きらい、ちが、うよ??ひな、ばか…ちがう、よ……?????きらい、ちがう、、、、よ、、、????????」
……ッ♡♡♡
もぉぉぉ♡♡♡ひな、すっごくかわいいいいいい♡♡♡♡♡!!!!
ひな、ぱにっくになっちゃったんだねっ♡
私に「嫌い」って言われてぱにっくになっちゃったんだねっ♡♡♡♡
すごいすごいすごいッッ♡♡♡♡
こんなひな初めて見た♡♡♡♡
ぱにっくになるとひなは子どもみたいになっちゃうんだっ♡♡♡♡
ああああああああっっ♡♡♡♡買ってよかったぁぁぁっっ♡♡♡
ガタガタ震えながら足元にすり寄ってくるし、なにこの子♡子犬みたいっ♡私が守ってあげないと♡♡♡
「……んふ。うんうん!ひなは馬鹿じゃないねぇ賢いねぇ??」
「あっ♡あっ♡うん、、♡♡ひな、ばかちがうよ、、??かしこい、よ???きらい、さやちゃ、、ひな、すきだよ、ね、、、??きら、あ、あ、あっ、かひゅぅっ……きら、い、ちが、うよ…ね??……ね???」
ひなのガタガタとおもしろいくらいに震えた手が私のふとももに置かれて、必死に媚びるぐちゃぐちゃのひなが私を見上げてくる。
かわいすぎ…♡上目遣い反則でしょ♡
「うーん、、でも、日南が噛んだところすっごい痛いしなぁ、、やっぱりすこーしだけ嫌いかも……??」
「へっ、、へっ??へ、?しょ、しょんなっっ、、、なん、でぇ、、??ぇ、、?な、、はひゅぅっ、、、な、なん、でぇっっ!!!!!!ひな!!!!ひなっっ!!!!!ばかじゃないのにっっ、、、、!!!!ちがぅのにっっ、、!!にゃんでッッ!!!!」
私の言葉にまたパニックになった可愛いひなは、私の膝の上に勢いよくまたがって私の胸元をぐしゃりと掴んで声を荒らげる。
もぉ…♡飼い主にそんなことしちゃダメって言ったのに…♡しょうがない子だなぁ♡♡
すっごく可愛いからこのままでもいいんだけど、まともに話できなさそうだなぁ…。
あ!そうだ♡
私は未だに声を荒らげるひなの頬を強く挟んで、飼い主に向かって声を荒らげ続ける悪いお口の中に自分の舌と唾液を勢いよく流し込む。
「「んっっ♡」」
どちらともなく甘い嬌声が、唾液と肉がぐちゃぐちゃと波打つ
私は初めてのひなの咥内をしっかりと味わうために、唇の裏側、歯茎、歯の裏、上顎、べろの付け根、柔らかいほっぺの裏側を必死に
――あぁ♡あたまおかしくなりそぉ♡
わたし、ひなの口の中犯してる♡私のものだって丹念にマーキングして自分の唾必死に大好きな人に塗りこんでる♡♡♡
ひなの口の中ってこんなに甘いんだぁぁ♡
それから丹念にひなの粘膜を味わっていると、ひなの腕がゆっくりと私の首にまわされて、ひなの舌が受け入れるように私の舌に絡みついてくる。
「ん♡♡ふっふっ、んぁぁ♡ふーっ♡ぁっっ♡」
それから聞こえる、聴いた事のないひなの甘い吐息と嬌声。
あ、だめだ♡これだめ♡やめなきゃ…♡まだ、しつけのとちゅうだから♡やめなきゃ…♡
「「…ぷはぁッッ♡♡♡」」
私は必死に吸い付いてくるひなからなんとか唇を離した。私の唇からひなの唇へと唾液の糸が数本かかって、数瞬私とひなを繋いでからプツンと名残惜しそうに切れていく。
「あっ♡あっ♡やだっ…♡なんでっ♡もっと♡もっとしよ♡さやちゃ♡もっとぉ♡べろちゅーしよ♡ひなとべろちゅーしよぉ♡♡???」
そう可愛く訴えかけるひなの目はとろんと
…ひな、発情した雌の顔してる。、♡そんなにいやらしくご主人様のこと誘ってほんとに悪い子なんだから♡♡
「こらぁ♡だーめ♡本当ならキスは頑張った子へのご褒美なんだよ??だから、まだ頑張ってない日南とちゅーはできないの。」
「ぅ、、、、?なっ、なら、、!にゃら!!がんばるから!!!なんっ、、、なんでも、するからッッ!!!!」
あーー♡ほんと可愛い♡
そんな簡単になんでもするって言っちゃダメなんだよかわいいなぁ♡そんなに私とべろちゅーしたいの♡♡???
「うんうん♡じゃぁ、日南がさっき噛んだ私の痛いところ、頑張ってぺろぺろして治して欲しぃなぁ♡♡賢い日南ならできるよね?」
いつの間にか対面座位のようになったひなの顔を覗き込み、いやらしく、てらてらとひかる薄い唇を親指でなぞった。
「あ♡♡♡あぅ…♡は、はいっっ♡はぃッ♡ひな、ひなできますっっ、、!!ひな、かしこいから、できますっっ!!ぺろぺろとくいです!!!」
「…あはっ♡日南はいい子だね♡じゃぁ、ほら??噛んだところ、ごめんなさいごめんなさいってぺろぺろして???ちゃんとごめんなさい出来たらべろちゅーしようね♡??」
私はそう約束して、
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