いよいよ参戦
ボルトは少し落ち着きました。
ブドウ畑が急に出現したことに市長さんはむちゃくちゃ驚いていたね。
大口の仕事と食糧が確保出来たことで、避難民たちにも落ち着きが出てきたらしい。
ただ、今後も魔王進攻が進んでくれば避難民が爆発的に増える可能性がある。
根本課題である魔王をどうにかしない限り、緩和は出来ても、解決は出来ない。
それと満腹亭にビックニュース!
リィズが妊娠しました。
料理人はリィズとフィオの2人しかいないので、この2人は出産のタイミングが被るとまずい。
ここだけは出産を計画的に進めないとお店の営業が破綻してしまう。
次はマユラさんの出産かな。
それと次の妊活はアリエッタさん。
どんどん子どもが増えてきそうだ。
そんな平穏な毎日を過ごしていると、アーサーさんから呼び出しが入った。
渡していた発信器から信号が入った。
もうすぐ帝都ってところなのかな。
その日の夜。
夕食後。
みんな、リビングに集合している。
僕
「アーサーさんから連絡が入ったから、明日からドバン帝国に行ってくるね。
しばらくは帰ってこられないと思うけど、何かあったら、前に渡した発信器でいつでも呼んでね。」
アイラ
「留守は任せておけ。」
ルーシュ
「ご武運をお祈り致します。」
僕
「いつも通り、ボゥは残していくから、いざと言う時は守ってもらってね。」
マユラ
「まぁ、私たちがボゥに頼らないと無理な状況って、そうそう無いとは思うけどね。」
僕
「ハジメちゃんもいるし、マユラさんもお腹が大きいんだから無理をしちゃダメだよ。」
アリエッタ
「確かに守るものは増えたよね。
まぁ、いいことだよ。」
僕
「万が一、みんなに何かあったら、僕は本気で怒っちゃうと思うから、、、
たぶん、、、被害が大変なことになると思う。
だから、ね、安全第一で。」
カミラ
「留守の間のご心配は無用です。
誰一人欠けることなく、お待ち致します。」
僕
「それと、マユラさんの子どもが産まれそう、って時も呼んでね。
出産には立ち会いたいし。」
マユラ
「大丈夫。
ちゃんと陣痛始まったら連絡入れるから。
でも、魔王と戦ってる最中に抜け出したりしたらダメよ。
ちゃんと倒してからね。」
僕
「は~い。」
マユラさんの出産予定日が微妙なタイミングなのだ。もし、魔王との戦争に時間がかかったら間に合わない可能性もある。
まぁ、魔王を倒したら、アーサーさんたちとは別れて、先に戻るつもりだけどね。
そして翌日。
僕はダンジョンマップを使用して転移。
その後はいつもの高速飛行。
・・・帝都周辺は凄いことになっていた。
帝都へ続く街道は兵士の行列だ。
各国の軍隊が集まり、凄まじい数になっているみたい。
あっさり見つかると思ってたけど、甘かった。見分けるポイントは旗だね。
各国の旗が所々に立っている。
それを見分けるしかない。
基本的に兵士たちの装備なんて、国毎の差は少ないからね。
しばらく飛び回って順番に見ていく。
リズムリア王国は国としては、中の中ぐらいの大きさ。豊かだから、国力は中の上って感じかな。
東西ドバンやスノーデン王国、ジプート連邦のような大国に比べるとかなり小さい。でも人口はほどほどに多い。耕作可能地が多く、商業も発展しているからだ。
ほどほどに目立つとは思うんだけど、、、
・
・
・
ようやくリズムリア王国軍を発見。
でも隊列が長いんだよね。
ここから、どこにアーサーさんたちがいるかを探さないといけない。
しばらく探すと騎乗のアーサーさんがいた。
前回の新生ドバン王国の防衛戦でも装備していた金ピカ鎧を装備している。
おかげで見つけやすかったよ。
僕
「リン、
アーサーさんにこっそり僕が到着したことを伝えてくれる。」
リン
『わかった。
行ってくるね。』
さすがに空からいきなり僕が降りてくると騒ぎになっちゃうからね。
気配を消したリンに伝言をお願いしました。
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