リストランテデラーノ

物件探しを終えて、ガロッソさんたちと合流。

リィズとフィオが働くリストランテデラーノへ。


僕、ガロッソさん、マヘリアさん、トマーシュさんで1テーブル。

イリーナさん、アイラさん、マユラさんで1テーブル。


ガロッソ

「今日は俺の奢りだ。

おもいっきり食べてくれ。」


デラーノさんのお店は高級店だ。

けっこうな金額じゃない?


「いいんですか? 奢りで?」


ガロッソ

「アキラのおかげで大きく儲けたからな?」


「えっ?」


ガロッソ

「あのな、

マヘリアを冒険者サポーターとしてつける時に、販売利益の1割をもらうと言っていただろ。アキラが10億ウォンカ手にしたってことは、俺たちも1億ウォンカ稼いでいるってことだ。」


なんか実感ないな。。。

1ウォンカが100円ぐらいの感覚だ。

1億ウォンカは100億円相当ってことだ。

そりゃ、そんだけ利益が出たら大きいか。


「じゃあ遠慮なくいただきます。」


やっぱりリストランテデラーノ。

とても美味しい。

メインディッシュはワイバーンのカツレツ。

サクサクでジューシー。

ソースはデミグラス。

たまらない。


でもスープを飲んだ時、凄いことが起きた。

HP+1

MP+1

力+1

魔力+1

魔法抵抗力+1


上がり過ぎ!


普通、料理食べて上がるのは2~3。

1品で5もステータスアップしたのは初めてだ。

『嫉妬』を手に入れた時に『暴食』がレベルアップして、愛情ボーナスってのを手に入れてたよな。


デラーノさんの愛情?

いや、それなら他の料理もボーナスつくはずだよね。

もしかして、リィズとフィオが作ってくれたのかな?


デザートを食べているとデラーノさんが僕らのところにやって来た。


デラーノ

「今日の料理はどうだ?」


ガロッソ

「旨いな。デザートに使っていた果物はなんだったんだ?」


デラーノ

「ハハハッ、旨かったか。

珍しいだろ。

南方の果実が手に入ったんだ。」


デラーノ

「アキラ、お前はどうだ?」


「あのスープ。

あれは特別でした。」


デラーノ

「・・・凄いもんだな。

あれはな、リィズとフィオに作らせたんだ。

他の料理と遜色ないクオリティだった。

よく見分けたな。

さすがリィズとフィオの主人だな。

気に入ったぞ。」


単純にステータスボーナスのおかげでわかったとは言えないよね。


「本当にありがとうございます。

2人の料理の腕、凄い上がってました。

これからお店を解体して、新しく建てる予定です。それまで、もう少し2人をお願いしてもいいですか。」


デラーノ

「当たり前だ。

2人には努力と才能がある。

しっかり伸ばしてやるよ。

これから建てるなら数ヶ月はあるだろ。

一人前にしてやるよ。」


「宜しくお願いします!」


デラーノ

「任せておけ。」


「もう1つお願いがあるんです!」


デラーノ

「なんだ? 言ってみろ。」


「そこに座っているアイラさんとマユラさんをホールスタッフとして鍛えてもらえませんか?

リィズとフィオの護衛として来てもらったんだけど、護衛しながら、ホールの仕事が出来る方がいいでしょ。」


デラーノ

「わかった。ホールで良いんだな?」


「ホールです。

料理はリィズとフィオ。

アイラさんとマユラさんはホール。

宜しくお願いします。」


デラーノ

「わかった。

どこの店でも通用するように鍛えてやろう。

ホールスタッフはレストランの顔だからな。どこに出しても恥ずかしくないようにしてやろう。」


「ありがとうございます!

アイラさん、マユラさん。

お店が出来た時はホールスタッフをやりながら、不審者からお店を守ってもらいたいんだ。

ここでしっかり勉強させてもらって。」


アイラ

「わかった。どんな任務でもこなす。」


マユラ

「高級店の店員さんか~。

憧れた仕事だよ。

頑張るね。」



と言うことで、4人もデラーノさんに預かってもらうことになりました。

アイラさんとマユラさんは翌日から早速働いてます。


僕は大工のゲイツさんと打合せ。

イリーナさんが立ち合ってくれました。

店舗は地上3階、地下1階。

1階が店舗。2階と3階は住居。地下は倉庫。

細かい間取りなんかはゲイツさんとイリーナさんが色々相談して決めてくれました。


完成は4ヵ月後ぐらい。

待ち遠しいね!

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