今回の実験
藁瀬 掴
俺は目的もなく街を歩いていた。すると、目の前に、
「日雇いバイトあり〼。ただし、少々危険が伴います。」
俺は興味本位で入り、こんな質問をした。
「バイト代はどのくらいですか?」
すると、こんな返答がまるで壁全体から発せられているような音量で聞こえた。
「ひとにもよりますがだいたい100万円前後です。」
かなりの大金だ。先程の募集書にも書いてあったとおり危険なバイトには間違いないがかなり危険なのだろう。
でも、今生きるので十分なんだ。
金がないと死んでしまうかもしれない。
だから、
だから、、、
「危険は重々承知です。それでも、やらせてください。」
その瞬間、出入り口が閉じ、鍵がかかり出られなくなった。
そして、一瞬の停電が起こると男たちが闇に溶けたかのように消え、壁が迫ってきた。
「やだ。こんな理不尽な死に方なんて……」
壁に挟まれた男はパニックになり失神した。
その後、電気がつき部屋ごとどこかに移動した。
理不尽 Rotten flower @Rotten_flower
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