■エロス!
「エロス(エロース)」とはギリシャ語で「性的な愛や情熱」を意味する動詞から転じて、神格化された概念らしいですよ! 恋心と性愛を司る神様です。で、ここから「erotic(性愛、肉体関係の)」と言う英単語がきているんですねー。エロい。
恋愛小説を考える場合、「エロ表現」は避けて通れない(いや、なくても成立するんだけど)要素だと思うんです。「異世界恋愛」ジャンルでは、ブックマークや★を稼ぐために人目に付きやすいタイトルとかキャッチコピーとか前半の早い段階とか、エロ表現を入れたりするそうですが……まあそれも人の性(さが)を巧く利用した手法の一つなんでしょう。しかしそんな表面的なエロ表現は、ここではどうでもいいんです。
少し話は逸れますが、再び「はめふら」の二次創作のお話。沢山書いているSSの中で、ダントツでブックマークを貰えたのはR18なSSでした(長編の方は「婚約破棄」がキーワードな二次創作でした。こっちはR18じゃないですが)。特に推しカプをお持ちの方々は、そのカプのR18なあれこれ、つまり「エロ表現」を求めています!(言い切る! )。読んでくださる皆様は大人なんだから、原作では読めない「大人な関係」も読んでみたいと思うのはごく自然な流れかと。「聖女の魔力は万能です」のSSもR18までは行かないものの、行為はする(行為の部分は書かずに飛ばす)ものでした。
エロ小説家……と言うと、ちょっと差別的な気もしますが、R18な小説を書く「成人向け小説家」になりたい訳ではないのであれば、恋愛小説においてそういうシーンの過度な描写は必要ないと思うんです。どちらかと言うとそういうシチュエーションに至るまでの二人の姿や気持ちを書きたい。文章力があればエロシーンであっても文学的に、甘美に書けるのかも知れませんが、いかんせん私の文章力ではどれも同じになっちゃうんですよねー。そう言う行為はその場にいる二人の気持ちが昂りお互いに惹かれ合う先にあるものであって、結果(行為)の部分については読者の想像に委ねればいいのでは? と思ってます。(よほど特殊な行為であるならば書いてもいいかも知れませんが、それって完全に筆者の性癖だし、恋愛小説ともまた違うジャンルかな?)。
昨今の異世界ものアニメって、安易にエロいものが多いですよね。且つ、放送/配信時はモザイクなどで処理がされていて、「円盤を買えば隠れていた部分が見えますよ」的な。そういうビジネススキームなんでしょうし、その「エロ」があることによって読者が増えて書籍化、コミック化、アニメ化された(そう作者の方が狙った)のであれば、結果は成功であり手法も正しかったと言えます。ただ恋愛小説となると、あまり過激な表現を多用すると別ジャンルになってしまうでしょうし、加減が難しいですね。
拙作「田舎者でも王都で雇ってもらえますか?」はどうかと言うと……実は恋愛ジャンルと言いながら、今回の範囲ないではあまりイチャイチャもしてない!? エロ要素に至っては皆無です(汗)。自分でこんな文章を書きながら、もうちょっと要素を入れても良かったかな……とは思ってますが、完結させてしまったので時既に遅し! 続きを書く機会があれば取り入れていこうかな(^^;
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