幕間 休日の過ごし方2続き らんじぇり~ 急

「……」(呆然自失)

 きょくちょう……。なんでこんなタイミングでおんねん。なんでや……、ワイのライフはもうゼロやで……。


「──ええ、こちらに並んでいる商品は大変着け心地が良いんです。私もよく愛用してます。柄もなかなか凝っていますしね」

「むむっ、そうなんですねぇ。なるほど……。確かにレースや、刺繍が大人っぽい……。奏さんの雰囲気にぴったりですね!」

「あらっ、ありがとうございます穂乃香さん」

「奏さん……お胸がおっきくてスタイルが抜群だから羨ましい……」

「ふふっありがとう。でもねぇ、みなさんそう言ってくださるんだけど……。本当にいい事なんて少ないのよ……。肩も凝るし、姿勢も悪くなるし──」


 二人で仲良くお話してる! でも、オイラもいるんだヨ。忘れちゃってるかもしれないけどいるんだヨ。

 そんな生々しいお話をオイラの前でしないで……。耳を塞ごうにも、片腕極められちゃってるから無理なんだヨ。やめて~おっぱいの話で盛り上がらないでぇ! 

 くぁwせdrftgyふじこlp!!


「それではそろそろ失礼しますね。漣君、穂乃香さん」

「さようなら奏さん! 大変勉強になりました!」

「バイバイ、オネーチャン!」(幼児退行)


「あらあら……。ちょっとだけお節介しようかしら。漣君ちょっと失礼しますね」 

「「?」」

 オネーチャンが後ろにまわって──

 あっ!! 視界、塞がれた!! なんも見えない!

 あっ! お耳も塞がれてるっ! なんも聞こえない!

 あわわ~。


*ここからは漣に聞こえてない

「あんまり、漣君に意地悪してはいけませんよ、穂乃香さん?」

「むぅ~。でも、あたふたしてくれる彼がかわいくって……。それに、私──彼のこと……誰かに取られたくないから――」

「あらっ、意外と小悪魔さんですね? 漣君には隠してるのかしら?」

「……」

「ふふっ。あなたもかわいいですね。でも、ほどほどになさいね♪ 漣君って その、……あんまりこういうの得意じゃなさそうですから。それに──」


「あっ!?」


 ?あっ! お耳聞こえるようになった──と思ったら――

 頬から顎のラインを撫でられとる……。どうゆうこっちゃ。

 でも……なんか、テクニシャンな撫で方だな……。えへへっ。なんかちょっぴりドキドキしちゃうな。状況まったく分かんないけど。あっ、そこは!? はうう~。

「あんまり無理をさせると逆効果もですよ?」


「行きますよ漣さんっ!」(ぐいぐい)

 状況を呑み込めないまま、珍しくぷりぷりしている穂乃香に連れられ、奏さんと別れた。ばいば~い。



 わりと落ち着いたデザインのコーナで穂乃香の下着を選ぶ。とても恥ずかしい。

 でも――穂乃香の雰囲気に合う下着を見極めるために俺は頑張った!

 恥ずかしくても目を逸らさなかった!!


 でも俺には知識がないから、サイズだの、着け心地だのは分からないし、デザインもいろいろあって、結局どれがいいのか分からなくなった……。みんなエッチに見える……。


 だから俺は──開きなおった!!

 もう、刃さんに言われたように! 穂乃香に! 一番! 着て欲しい下着を選ぶ!!

 もう自分に言い訳はしねぇ! 性欲だ! 性欲で選べばいいんじゃぁ!! ごらぁ!!

 いっっけぇーー!!


「……コレガイイデス」

「ふむ~なるほど~。ありがとうござます漣さん♪」

「……うん」

「え~と、私のサイズは──うん♪ ありました! ジャーン!」

「……おぅふ」

「じゃあ会計に行きましょうか♪」

「……ぼくもいっしょにデスカ?」

「もちろん♪」

「…ouiウイ

「ふふっ♪ ねぇ漣さん」

 まずいっ! Sの気配を漂わせた穂乃香がにじり寄ってくる!!

 止めの一撃をお見舞いされる気がするぅ~!


「えっち」(耳元囁き)


 あばばばばばばばば!! えっち!!


*後書き

 えっち!

 読んでくださりブラジャー!

 応援、☆、コメント、大変パンツです!

 よろしくお願いします。<(_ _)>

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