第15.5話 ぱぱじゃないかも…
今日、穂乃香に少し変化があった気がするんだ……。
なんだかその、
いつものようにご飯を食べる。お風呂に入り、みんなでおしゃべりをする。ポンタとアオをわしゃわしゃしたり、抱っこしたり、顔をうずめたりして遊ぶ。
そしていい時間になれば、みんなでおやすみなさいをして、夢の中へGo。
この間に穂乃香が俺に、触れた回数二十三回!! これはさすがに多いんではなかろうか? 比較対象が全くないから見当もつかないが、……多い……気がする。たぶん……。知らんけど。
いつものように俺は、自分の部屋のベットに横になる。穂乃香かがついてくるまでがセットだ。なにも問題はない。なぜなら、親子だからだ! 血のつながりこそないが、親子なんだ!! おれはパパだゾっ!!
ぱぱのはずだったんだが……、もしかしたら違うのかもしれない……。おれは――ぱぱじゃ……ないのかもしれない。(愕然)
オレはもしかしたら盛大な勘違いをしていたんじゃないのか? おれは……おれは――抱き枕だったんじゃないか?(冴えわたる頭脳)
なんか以前よりこう「ぎゅ~」ってされてて、顔をすりすりしてくるんだ。さすがにパパでもこんなことはしないのでは?
だからおれはきっと! テディベア的な抱き枕――なんだ……たぶん。
ぱぱじゃあ……ない……。
あばばばばばばばばばばっ(白目)
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