第5話 連盟への報告
「jbvffヴぁんfvvんvんふぁmklkjkd!!!!!!」
午後六時ちょいだが、併設された酒場からでかい声が漏れてやがる……。
*酒場は、ちゃんとした料理も出る
楽しそやね……。
若干気落ちしていると、ポンタがそわそわしながら吠えた。
「ヴぉふ!!」(おなか減った!!)
「……」
「ポンタは人気ものだからおつまみ分けてもらえるもんね~」
「はぁ、先に酒場いっていいよ……。俺、依頼完了の書類だしてくるから。アオ、一緒に行ってやってくれ。ポンタあんまり貰い過ぎちゃだめだぞ~」
アオをもにゅもにゅし、ポンタの頭を撫でて別行動。
オイラも早く休みたいでやんす。
連盟の依頼関係専門の窓口へと足を運ぶ。
ちょい遅めの時間だから人はあまりおらず、並ばずに手続きに入れた。
ラッキー♪ 並んでる時間って、なんか妙に緊張するんだよねオイラ。えへへ。
「すいません、依頼完了書類の確認お願いします。クラン名は時雨です。」
「はぁい。承りました~。ちょっと、待ってくださいねぇ~。う~んと、しぐれ……しぐれっと、あっ……」
今の『あっ』は……。そうです。本人だけのクランです……。
大丈夫、俺は次男だから耐えられる。この如何ともし難い羞恥に!! 頑張れ漣、頑張れ!!
「龍脈の調整依頼ですねぇ。確認しますので、少々お待ちください。」
「……はい。」
リカバリーが凄いねぇ。プロだねぇ。
まぁ、最初の『あっ』が無ければもっと良かったんだけどな……。別に気にしてないけどねっ!
とりあえず暇なんで、綺麗なお姉さんの作業風景を目の保養にする。
おっとりした雰囲気のおねぇさん。優しそうだなぁ。ウェーブヘア、とても似合っているなぁ~。かれぴっぴおるんやろなぁ。
などと、気持ちの悪いことを考えていたら――お姉さんから声がかかる。
「はい~。お待たせしました。依頼完了書類に問題はありません。依頼の完了を受理いたしました。お疲れ様です。」
「ありがとうございます。」
ふぃぃ~、とりあえず一安心だ~。
「依頼途中のアクシデントについては――詳しいことが判明しましたら日崎様と、依頼者様に、連盟から報告させていただきます」
「また、今回の原因究明のため、日崎様が討伐されたワイバーンは、当方が適正価格で買い取らせていただきたいのですが――いかがでしょう?」
「承知しました。ワイバーンについてもそれで構いません」
「ありがとうございます」
ワイバーン買取か……。
「あの、魔力結晶は私が持っていますが、提出した方がよろしいですか?」
真っ先にほじほじした、魔力資源。これは正直手放したくないんだが……。
「いいえ、魔力結晶は結構だそうです。残留魔力で十分だそうです。」
ラッキー!んじゃ、おわりかな!!
「他に何か気になる点はございますか?」
「いえ、大丈夫です」
「はぁい。では、これで終了になります。お疲れさ ま あら? ……」
これで休める!!!! ヒャッホウ!!!! となっていたら、なんかお姉さん止まったよ?? なんで???
「すみませ~ん日崎様。業務報告は終わりなんですが――副局長がお会いになりたいそうです……」
「…………あぃ」
なんだよもぉぉっぉぉ!!くぁwせdrftgyふじこlp!!!!
*後書き
読んでいただきありがとうございます。自分の書いた小説を誰かに読んでもらえることは、本当に嬉しい事です。感謝しかないです。
誰かの心に届くものを作るのは大変な作業だと、改めて痛感しています。
いろいろ試行錯誤する毎日ですが、本作をよろしくお願いいたします。
「ウォッフ♪」(おつまみおいしい!!)
「おおぅよしよし、どんどん食っていいぞ~ポンタ。かわいいなぁ~。ワシャワシャ~!!」
「ワッフゥ!スピィ♪」
「グヘヘ。」
「おっと、応援よろしく頼むぜ!!」
(なもなき連盟員)
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