411
「なに……やってるんですか」
「直に分かる。お前にもやってもらう」
――お前は帰るんだ。ライ。
月明かりの珊瑚の横で、
「俺にも何か……」
――大丈夫だ、ライ。帰ったら話す。
必死に繋ごうとする糸を、
二人は俺なんて見ていなかった。
このの企みに、加担してはいけない……頭の奥の方で、何かが鳴っていた。
――帰ってほしい。大丈夫だ。
――お前は帰って来るのか?
その問いに
銃声が、波の音を貫いた――。
「
「
お前の声が、聞こえなかった。
「上手く成功させるためには……僕と貴方で」
「使えるものはなんでも使え」
「わかっています。ですが……」
「まぁいい。
――
――言うことを聞かなければ、僕がやられる。残りの心臓がね
――二人でやれば……
――僕を信じろ
「……わかりました」
長い夜の後、
特務機関二課主任の職位と共に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます