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何か出来ることは無かったか
「アクアフルール!!!」
「だかなァ!」
始祖のこれは、バリアなんかじゃねぇ。
「
もっと
「守るなんてつもりは無かったよなぁ!?」
見捨てた俺を。
……人類を。
「この痛みにはね、意味があるんだよ」
繰り返しそう言ったお前に、出来たことがあったんじゃないのか?
「がっ!」
雷が背中を直撃し、瞳が
「
お前にとって、それだけの興味。
盟友と思っていたのは俺だけだ。
「また俺は、何も出来ないのか……」
傷ついていく基地を、海を、
「俺に何が出来ると思ったっていうんだ……」
お前との約束を。
お前の背に無数に刻まれた傷に、俺は追いつくことすら出来ないのか……
「いいんだよ、ライ。だって僕は剣士でもないし、科学者だから」
新しい未来を、作れさえすれば……
「科学者じゃなくて……大統領になっちまったじゃねぇか……」
「ライさん!」
「誰だ……何だ……その真っ黒な格好は」
「これは……私の罪です」
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