378
「待ってよ!サブローさん!!!」
「なんか分かんないけどディストレスが出るんでしょ!知らない人だけど知らないふり出来ないよ!!!」
「ア、アタシも嫌だ!!サブローが世話になった人なんじゃないの!?」
声が出た。
……怖い……イヤリングから、嫌な気配が伝わっていた。
けど……さっき会ったばっかの人だけど……見捨てたくないってアタシの直感が言ってるのを無視したくない。
自分自身の声を、もう見ないふりしたくない!!!
「戻ろうよ、サブロー氏」
「爆発が起きてる。どうしますか?
「ライさんの離脱チャネルは俺が管理してる」
「分かりました!シュウジ!大丈夫だ!」
再び引っ張られて、アタシは息が切れそうになる。
「着いたら説明する!!……ハァハァ……彼は……」
サブローも
「ライさんもレイダーの
風圧を受けながら、灰色のハッチに飛び込んだアタシたちは、ぶつかり合い折り重なり倒れた。
「ハッチ施錠確認。エネルギー充填、
リエナさんの声がして、一瞬の浮遊感。
「ミカ、大丈夫?」
「うん……エッ」
旋回窓の向こうに、青い
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます