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会議が始まった。
司会進行のエリアB副所長のリエナさんという綺麗な赤い髪の女性の説明で、
「ミカ」
部屋が暗くなり、アタシたちが初回に探索した映像が流れる。
「ねぇミカ☆」
「えっ」
小声で
「ちょっ、今会議中……」
「これ見たじゃん」
確かに、第一回の探索のあと、
けどアタシはこんな風にふざけるのはドキドキしてしまう。
「ちゃんと見ようよッ」
「えー……初めのパートは同じってサブロー氏言ってたよ☆っていうかさ、中庭の紅葉、キレーだったよね。あれ、
ってことは母もやったのか……って違う違う、集中集中!
「っそ。ほら、ちゃんと聞こうよ」
「まだ同じコト言ってるもん。いつでも張り詰めてちゃ疲れちゃうしさ」
そうかもしれないけど……。
「
「まぁ確かにね……」
「あ、ミカ、このあと説明に入りそうだよ」
なんだ、
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